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*学会誌チラ身 本日医学部図書館で『精神身体医学』1-15巻、『心身医学』16巻-44巻くらいまで(2004年度)を本当にチラ見してきました。 …30分くらいで。 目次だけとりあずぐあぁっと見ていく感じ。 そんなかで心療内科とかいう言葉を探し出して、ちょっとコピってみました。 あと創刊号からざあっと見ていくと、やっぱり途中から「パニック障害」とかそういう精神系の病気を扱った論文が増えてきてた。最初のほうは本当に呼吸器系とかだけなのに。 **心身医学 1982年 『診療内科医とそのアイデンティティ』 樋口正元 -この人は、診療科名で標榜するのを、心身症科⇒心療内科に1982年に変えたらしい。 -理由は①時流に従う必要を感じた②この科で扱う患者の実態が、内科心身症科という科名にそぐわないものになっているため -『心身症科という名称は、心療内科と同じものであると理解されていて、後者の法がずっと一般的になってきていることを知らされたのであった。また、過去10年間の心身症科の患者を調べてみたところ、この科の患者の中で、最も多いのは神経症、ついで心身症、うつ状態、その他の准であった。ここで、心身症科=心療内科というところは、従来のないかとはかなり異なったものであることを、改めて痛感したのである』 -『心身症科』なるものがあったのだ、とちょっとオドロキ。こういう科は厚生省が認めないと命名できないのではないだろうかと先生は言っていたけれど、そもそもこういった【医学の科名の制度化】っていうものも追わなきゃいけないか? **心身医学 1986年 26巻 心療内科受診患者の意識調査(第1報) 佐々木好子 -患者が「なぜ今」「どのような問題で」「誰の意思によって」「何を期待して」受診したのかという意図を知っておくことが必要。 -予備調査として、心療内科イメージ、心療内科受診にあたっての不安、治療への期待、自分の症状についての理解などの意識傾向 ***質問紙内容(抜粋)全12問 +どういう問題で心療内科にきたか? +心療内科はどういうところだと思うか +周囲の人たちはあなたの病気のことをどんなふうに考えてると思うか? +心療内科で治療することをどう思いますか +この心療内科でどんな治療をしてほしいですか -150名に行い、症例の内訳は、心身症患者(PSD群)と、その他神経症や鬱病(N-D群)にわけて比較対照 -(心療内科を)精神科と同じあるいは近似した科と答えたものや神経内科と同じ科のような理解をしているものが各々(の群で)8名(11%)いた。 -診療か受診に迷いがあったという理由の中に、「他の人には恥ずかしいので知られたくない」「精神病と思われるのではないか」といったものもあげられている -心療内科を受診するのは、医師の指示や華族の勧めといった外因的な要素が高い -メモ。古い資料なので、今とはちょっと傾向が違うだろうけれど、この予備調査のあと本調査があるならチェックしてみてもいいかも。ただ、この当時は心療内科というのはあまり流行ってなくて、結構消極的な理由で受診している人が多かったみたい。精神科と同じと思っている人は少なかったらしいけど、どうなんでっしゃろ。 **その他 -創刊号も一応借りてきました。明日持ってきます -23巻に診療内科の視点からの云々が書いてあるけど、それも明日持ってきます。 -ざっと見たところ、S57とかあたりだと、患者で最も多いのが気管支喘息、次が鬱病とかいったふうに、まだ内科くささが残っているのかなと。 -ちなみに心身医学のバックナンバーは[[ココ>http://ci.nii.ac.jp/vol_issue/nels/AN00121636_jp.html]]でGiNiiから見れるっぽい。ただし、本文を見ようとすると規制がかかる。 時間なかったから見逃したかもしれないんだけど、心療内科ができたという96年みたいな節目とかもあとでちゃんとチェックしようと思いますです。

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