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2010.5.21 18:46

 自民党の川崎二郎、公明党の漆原良夫両国対委員長は21日、国会内で会談し、宮崎県での口蹄(こうてい)疫被害への対応が遅れたとして、赤松広隆農水相に対する不信任決議案を共同で提出することで一致した。みんなの党やたちあがれ日本も賛成する方針。決議案は、与党の反対多数で否決される見通しだが、野党は参院で問責決議案提出を検討するなど徹底抗戦する構えだ。

 一方、口蹄疫問題に関する国会対応については、民主党の山岡賢次国対委員長が21日、川崎氏との会談で、25日に衆院、26日に参院の両本会議で質疑を行うとともに、25日には衆院農水委員会で集中審議を開くことを提案し、川崎氏は受け入れた。

 自民党の谷垣禎一総裁は21日、党本部で記者団に対し、初動態勢に不備はなかったなどとした20日の赤松氏の国会答弁について「これ以上の被害を絶対阻止するとの気概が感じられなかった」と批判。25、26両日の国会審議を受けて、赤松氏の不信任決議案を提出する考えを明らかにした。

 公明党の井上義久幹事長は21日の記者会見で、赤松氏に対し「被害を拡大させた責任は極めて重大で、結果責任を取るべきだ。不信任に値する」と、自発的辞任を求めた。
5月 対応

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最終更新:2010年07月19日 02:37