2010.5.21 22:49
宮崎県の東国原英夫知事は21日、口蹄疫発生農家から半径10キロ圏内の牛や豚全頭へのワクチン接種と殺処分について、被害が最も集中する川南町長ら地元首長と協議、受け入れで合意したと発表した。これを受け、農林水産省幹部は、22日朝から接種を開始する方針を明らかにした。政府は拡大防止に全力を挙げる。
宮崎県庁で記者会見した東国原知事は「関係自治体の理解を得られた」とした上で「本県や日本の畜産を守るため、断腸の思いだが協力をお願いしたい」と述べた。
ワクチン接種後の全頭殺処分については、農水省がいったん牛1頭約60万円などとする一律の水準で補償する方針を固めたが、地元の反発で事実上撤回。時価評価で補償することにした。経営再開までの生活支援として、肉牛1頭当たり5万9千円などを支給する方針も決めている。
5月 対応 補償 農水省発表 防疫関係
最終更新:2010年07月19日 02:39