宮崎県が口蹄(こうてい)疫から守るため、特別に避難させていた「宮崎牛」ブランドの種牛6頭のうち、1頭で感染の疑いが出ていることが21日、分かった。この1頭は殺処分する。農林水産省は、残りの5頭についても詳しい検査を続け、専門家の意見を聞くなどして扱いを検討する。
この6頭は、宮崎県内に供給する種付け用精液の9割を担ってきた種牛のエース的な存在と位置付けられており、ブランド維持が危ぶまれる事態となってきた。
6頭は、移動制限区域内にある県家畜改良事業団(高鍋町)で飼育されていたが、特例として西都市に避難させていた。
最終更新:2010年07月19日 03:21