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 宮崎県の東国原英夫知事は22日、県庁で記者団に対し、殺処分対象となったまま口蹄(こうてい)疫を発症していない種牛49頭について、国に処分回避を求める考えを示した。これとは別に、感染防止のため避難させていた優良種牛6頭のうち1頭に感染の疑いがあるとして同日処分されたが、並んで飼育されていた残り5頭についても経過観察を求めている。
 東国原知事は「種牛が1頭もいなくなるのは、日本の畜産に壊滅的な打撃を与え、被害は甚大」と主張。優良種牛だけでなく他の49頭についても救済を模索し、国に要請する考えを強調した。
 これに対し、現地入りしている山田正彦農林水産副大臣は記者団に「大臣と相談してみたい」とし、この問題について25日にも赤松広隆農水相と協議する考えを示した。

(2010/05/23-01:00)
5月 対応 被害状況 防疫関係

最終更新:2010年07月19日 03:22