南日本新聞社の記事へ飛ぶ (元記事控)


(2010 05/22 06:30)

 鹿児島県は21日、宮崎県での口蹄(こうてい)疫拡大を受け、曽於市大隅の県肉用牛改良研究所で保存している種牛計28頭の人工授精用精液を県内の家畜保健衛生所に移動した。感染地域がさらに拡大し、同研究所が移動・搬出制限区域に入った場合、精液を供給できなくなることから分散させた。
 移動させたのは、0.5ccストロー2万4000本。同研究所が保存する58万本の4%に当たる。「金幸福(かねゆきふく)」など、需要が高い現役種牛9頭の1万8000本と、「神高福(かみたかふく)」など既に死んだ種牛19頭の6000本。
 ストローは、保存用ボンベ(30リットル)7本に入れ、車2台で運んだ。盗難の恐れがあるため、移動先は明らかにしていない。
5月 対応 防疫関係

最終更新:2010年07月19日 03:43