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市町村、準備に追われる

 県内の市町村は10日、投開票の最終準備に追われた。口蹄疫の感染拡大防止のため、消毒マットなどを設置する職員の姿も見られた。

 県選管は投票所での消毒を呼びかける文書を市町村選管に送付。この日、設営が行われた宮崎市役所の1階ロビーでは、職員が入り口に消毒用マットを敷いた。4日に新たな感染が見つかった生目(いきめ)地区の4投票所では、薄めた酢を入れたスプレーも用意され、来場者に手の消毒も促すという。

 感染が集中した川南町では、町内13投票所で消毒用マットを設置するほか、駐車場の出入り口に消石灰をまいて感染防止を図る。

 また、防疫作業に追われて、開票作業には前回より20人少ない45人程度の職員しか充てられないため、今回初めて約250万円もする自動読み取り機を購入。同町は「予算オーバーは確実」と嘆く。

 県選管によると、9日現在の期日前投票者数は8万8467人で、2007年の前回と比べて4%増。宮崎市はほぼ同数だが、都城市やえびの市、木城町、川南町などで伸びている。

 県選管の担当者は「防疫作業に人を取られながらの選挙。一人でも多くの有権者に投票してほしいが、消毒には協力してもらいたい」と話している。

(2010年7月11日 読売新聞)


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防疫関係 7月
最終更新:2010年07月14日 05:11