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熊本と大分で子牛競り再開
2010年7月12日 01:17 カテゴリー:社会 九州 > 熊本 九州 > 大分
 家畜伝染病「口蹄疫」の拡大を警戒し、4月下旬から競り市を中止していた熊本と大分両県の家畜市場が11日、子牛の競りを再開した。九州で再開のめどが立っていないのは宮崎、鹿児島の2県となる。

 2カ月半ぶりに開いたのは、南阿蘇畜産農協家畜市場(熊本県高森町)と、豊後玖珠家畜市場(大分県玖珠町)。両県のほかの市場も12日以降、順次再開する。

 南阿蘇の市場で競りにかけられたのは、4月の競りの対象だった約400頭。入り口で獣医師が健康状態を検査し、運送車両ごとに消毒するなど、防疫が徹底された。

 通常は生後7カ月-12カ月の子牛だが、14カ月の牛も交じった。参加者は九州の肥育農家など約120人。中止期間に実施された相対取引分を含め、計622頭、約2億円の売買が成立した。

 豊後玖珠の市場では、483頭が競り落とされた。価格は平均36万1千円と、中止前の4月に比べて1頭当たり約5400円高く取引され、関係者をほっとさせた。

 2市場とも、自粛を要請した宮崎県からの参加はなかった。

=2010/07/12付 西日本新聞朝刊=
7月 防疫関係

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最終更新:2010年07月19日 05:36