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宮崎県の家畜伝染病「口蹄疫」問題が終息傾向にあることを受け、福岡県口蹄疫防疫対策本部(本部長・麻生渡知事)は20日、「ウイルスが県内に侵入する可能性はほとんどなくなった」として同日付で解散した。5月下旬から実施してきた知事命令による農場消毒と、幹線道路3カ所での車両消毒も23日で終了する。

 県幹部や畜産関係者18人が参加した20日の対策本部会議では、被害が集中した宮崎県東部で家畜の移動制限区域が解除されたことから、「散発的な発生は否定できないが、爆発的な感染拡大はない」と判断。畜産農家に対する衛生管理の指導強化は今後も継続する。

 福岡県畜産課によると、口蹄疫の県内発生で家畜を殺処分するケースを想定し、市町村に要請していた埋却地確保も「県有地を含めて確保のめどがたった」という。

=2010/07/21付 西日本新聞朝刊=


最終更新:2010年07月21日 01:48