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 宮崎県都農(つの)町、川南町で家畜伝染病「口蹄疫(こうていえき)」に感染した疑いのある牛が見つかった問題で、県は22日、新たに川南町の畜産農家が飼育する牛2頭に感染の疑いがあると発表した。これで、感染の疑いのある牛は4農家の計14頭となった。県は埋却用地を決め、この農家が飼育する65頭を薬殺処分する。

 発表によると、診察した獣医師が21日、舌や唇に潰瘍(かいよう)などの症状を示す牛がいることを宮崎家畜保健衛生所(宮崎市)に連絡した。家畜防疫員が黒毛和牛の雌3頭に口蹄疫と似た症状を確認。検体を独立行政法人・動物衛生研究所国際重要伝染病研究チーム(東京都小平市)が遺伝子検査し、22日に3頭のうち2頭が陽性と判明した。最終的な確認には約1週間かかる。

 この農家は、最初に疑いのある牛が見つかった都農町の農家から南東に3・4キロ、2、3例目の川南町の2軒の農家からは200~400メートル離れている。県は農家周辺の通行を制限し、牛舎などを消毒した。

(2010年4月23日 読売新聞)



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防疫関係 4月
最終更新:2010年07月14日 05:12