宮崎県で発生している家畜伝染病「口蹄疫(こうていえき)」問題で、県は8日、新たに都農(つの)町と川南町の計6農家の牛と豚に感染した疑いがあると発表した。これで発生は1市2町の49施設(疑い例も含む)となり、殺処分頭数は牛と豚計6万2426頭に上る。県は9日、都農町の農家の半径10キロ圏で牛や豚などの移動を制限する区域を新たに設ける。
発表によると、5農家が牛を、1農家が豚を飼育。7日に一部の牛や豚に症状が出たという。
都農町の農家は1例目の農家から東に約4キロ。川南町の5農家は、1例目の農家から南東4~7キロの位置にある。
また、県は赤松農相が10日に宮崎県を訪れ、東国原英夫知事らと意見交換すると発表した。この問題で赤松農相が宮崎入りするのは初めて。
(2010年5月9日 読売新聞)
最終更新:2010年07月15日 04:31