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 宮崎県で口蹄(こうてい)疫の被害が広がっている問題で、山田正彦農林水産相は18日、感染拡大を防ぐためワクチンを接種した家畜全頭の処分について「順調にいけば7月上旬までに終わらせたい」との意向を示した。首相官邸で開かれた口蹄疫対策本部の会合後、記者団に語った。
 作業の遅れにより、未処分の家畜は17日時点で約5万7000頭に上る。これらが、新たな感染源となる可能性があり、早い処分が求められていた。
 また山田農水相は、宮崎、西都両市などワクチン接種の区域外で感染した疑いのある家畜が見つかったことを踏まえ、感染の早期発見を目的に発生農場から半径3キロ以内の農家で遺伝子検査や抗体検査などを実施する方向で検討していることも明らかにした。(2010/06/18-19:22)



最終更新:2010年07月17日 02:20