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2010年4月30日 20:48

 宮崎県で家畜伝染病の口蹄疫が発生している問題で、九州各県では感染拡大防止のため、牛や豚の競り市が相次いで中止や延期となり、各県やJAは出荷できなくなった農家への支援策を打ち出した。

 4月20日に1例目の感染疑いの牛が見つかった宮崎県都農町に近い児湯地域家畜市場(新富町)では、4月23~25日に予定していた約1300頭の子牛の競り市を中止。

 地元のJA尾鈴(川南町)は「再開されるまでの緊急のつなぎ資金」として独自に、出荷できなかった農家に対し、雄牛1頭当たり30万円、雌牛の場合は20万円を無利子で貸し付ける。県内計7カ所の家畜市場は、5月の牛や豚の競り市を延期することを決めた。

 大分県では、5月11~13日に竹田市と玖珠町で予定していた子牛の競り市を延期。出荷予定だった牛は約1200頭で、同県は出荷できなかった農家が資金繰りに困らないよう、JAからの融資(1頭当たり上限30万円)の利子(年率2・95%)を肩代わりする。


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支援関係 4月
最終更新:2010年07月16日 03:44