2010年5月11日 13:30
家畜伝染病「口蹄疫(こうていえき)」の問題で宮崎県は11日、えびの市の農場で新たに感染の疑いのある牛1頭が見つかったと発表した。同農場で飼育する牛18頭すべてと、感染拡大防止のため同農場の関連施設(同市内)で飼っている牛11頭の計29頭を処分する。
同県で感染とその疑いのある牛や豚が確認されたのは、これで計68カ所、処分対象数は7万6881頭となる。
同市内では、3カ所目の農場。県によると、同市で最初に感染疑いのある牛が見つかった農場から北に約1キロ離れているという。
一方、JA宮崎中央会の試算で、口蹄疫による被害総額(8日まで)が110億円に上っていることが分かった。中央会によると、内訳は殺処分される牛や豚の損失が40億円、出荷遅れによる損失が10億円、家畜を新たに購入・飼育する再開費用60億円という。
最終更新:2010年07月15日 02:31