新富町は16日、同町内で口蹄疫の感染疑いがある乳牛が確認されたと明らかにした。同町での確認は初めて。
町によると、同日午前、農場から町に「感染が疑われる症状の牛がいる」と連絡が入り、宮崎家畜保健衛生所が立ち入り検査。写真を農林水産省に送付し、午後3時半に「口蹄疫の感染が疑われる」と報告を受けた。
県は遺伝子検査の結果を待って正式に公表する方針。
町によると、17日午前に農場内の27頭が殺処分される予定。発生農場付近に埋却地も確保しているという。
報告を受け、町口蹄疫対策本部(本部長・土屋良文町長)は周辺農場に、家畜の移動の自粛を要請した。発生農場までの県道・町道は通行止めにしている。同対策本部は「一般車両を含め消毒を徹底し、まん延防止に協力してほしい」と呼び掛けている。
最終更新:2010年07月16日 03:02