平野官房長官は17日午前、宮崎県で感染が拡大している口蹄疫(こうていえき)の対策強化のため、農林水産省の副大臣を長とする対策チームを編成し、現地に常駐するよう指示した。
同日中に設置されるチームは、〈1〉防疫体制の強化〈2〉農家への経済支援対策〈3〉連絡調整――の3グループで構成される。首相補佐官もチームに加わる方針だ。
政府は17日午前、関係省庁の局長会議を首相官邸で開き、「生活道、集落内の消毒ポイントの設置」「高速道路周辺の消毒強化」「農家への手当金支払いの迅速化と書類手続きの簡素化、特別交付税支払いの迅速化」などの対策をとることを決めた。平野氏はこの後の記者会見で、「現地の要望に沿った対策に、政府と地元とが一体となって取り組む」と述べた。
(2010年5月17日12時25分 読売新聞)
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最終更新:2010年07月16日 03:08