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 宮崎県で家畜感染症の口蹄(こうてい)疫が拡大しているのを受け、滋賀県は17日、県内の全畜産農家に感染防止用の消毒薬を無償提供することを決めた。近く県内4カ所で開く防疫対策の研修会などを通じて配布し、感染防止の徹底を呼びかける。

 県によると、感染防止には農場に出入りする人の足元や車のタイヤの消毒が欠かせないが、宮崎での感染拡大で消毒薬が全国的に品薄となり、畜産農家が個別に手に入れることは難しいという。

 県畜産課は「口蹄疫の侵入を防ぐため、すべての畜産農家に対策を徹底してもらう必要がある」として県で一括購入。182戸の畜産農家と4カ所の農業高校に1袋(粉末状、25キロ)ずつ配る。費用は約280万円。消毒薬は水に溶かして使用する。

 19〜21日に畜産農家や関係機関の担当者を集めた研修会で配布し、消毒の技術指導を行うほか、参加できない人には農協などを通じて提供する。

【 2010年05月17日 21時23分 】
5月 対応 防疫関係

最終更新:2010年07月16日 05:11