川南町で口蹄疫感染・感染疑いの牛や豚の殺処分、埋却作業が終わったのを受け、政府の現地対策チーム本部長を務める篠原孝農水副大臣は21日、「ほっとしている。疑似患畜全体の7割を占める、いわば汚染源だった。一区切りだと思う」と述べた。
同町内の感染・感染疑いの牛や豚の殺処分対象頭数は約14万5千頭で、県全体の7割超に達していたが、20日にすべて処理を終了している。
口蹄疫まん延防止のため、非常事態宣言が出された中で24日公示される参院選への影響については「相当あるのではないか。候補者もここ(現地対策本部)に来て嘆いていく。違う選挙をやっていただくしかない」と述べた。
発生数がここ最近、落ち着いていることについては「途中からしゃかりきになってやった防疫態勢が功を奏し始めているのではないか」との見方を示した。
(2010年6月22日付)
最終更新:2010年07月17日 23:28