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(5月19日 05:00)

 宮崎県で牛や豚への口蹄疫感染が続いていることから、県は防疫活動に協力するため、4月27日から獣医師の資格を持つ県農政部職員を現地に派遣している。農水省や宮崎県の要請を受けたもので、6月9日までの約1カ月半で延べ15人の獣医師を派遣する計画だ。現地での感染がさらに拡大すれば、派遣を増やすことも視野に入れる。

 県農政部によると、県内に3カ所ある家畜保健衛生所には52人の獣医師がおり、要請を受けて1~3人を7~9日間の日程で順次現地に派遣している。現地では、農場で立ち入り検査を行い、感染した家畜がいないかどうか調べる業務などに当たっているという。

 口蹄疫は人間には感染しないが、衣服や靴などにウイルスが付着する可能性もある。県内での感染防止のため、獣医師は衣服を焼却したり、派遣終了後の一定期間は県内で家畜に接触しないなどの対策を講じている。

 一方、同部は県内2172戸の農家に対し、2度目の聞き取り調査を進めている。現在のところ、県内で異常はないという。
5月 対応 防疫関係

最終更新:2010年07月18日 04:50