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 赤松農相は18日の閣議後の記者会見で、口蹄疫(こうていえき)がすでに蔓延(まんえん)している一部地域についてワクチンの投与を検討していることを明らかにした。

 専門家らで作る農水省の「牛豚等疾病小委員会」で有効と判断されれば、投与に踏み切る構えだ。

 赤松農相はさらに、ほぼ全域に感染が拡大したような地域については、「今の法律でも(殺処分の対象となる)疑似患畜と認定できなくもない」と述べ、一定の範囲内で全頭殺処分を実施する可能性も示唆した。

 一方、宮崎県が都農町の2農家で相次いで口蹄疫の感染を見逃したことについて、「なにが悪かったか、なにが遅れたのか、きちっと総括することが必要」と述べ、今後、検証する方針を示した。

(2010年5月18日12時16分 読売新聞)
5月 対応 防疫関係

最終更新:2010年07月17日 02:40