口蹄疫問題を受け、大分県は、同県竹田市の県畜産研究部で一元管理している種牛の凍結精液約13万本(1本0・5cc)のうち、主力級種牛の約1万2000本を大分市の大分家畜保健衛生所に移した。
県畜産振興課によると、移動させたのは「勝福平(かつふくひら)」など主力級17頭の凍結精液。同研究部で飼育している種牛36頭に感染疑いが出た場合、凍結精液も廃棄処分の対象となる可能性があるため、リスクを分散するため2か所に分けて管理することにした。
同課は「優秀な種牛を育てるには10年近くかかる。豊後牛ブランドを守るため、様々なケースを想定して対応していく」としている。
最終更新:2010年07月17日 02:41