(2010 05/18 21:00)
宮崎県の東国原英夫知事は18日の定例記者会見で、家畜のウイルス性感染症口蹄(こうてい)疫の疑い例が、多発地以外の新富町へ飛び火したことを受け、全県的な非常事態宣言をした。
口蹄疫が確認された川南町やえびの市など1市4町の畜産農家と住民へ、不要不急の外出を控えることや畜舎などの徹底消毒を要請。それ以外の住民へは、発生地への出入りや畜産農家との接触を自粛するよう促している。
東国原知事は「(最近は)毎日1300人態勢で防疫対策を行っているが、拡大が止まらない。新富町でも疑い例が発生し、隣県などへの感染の可能性を否定できない」と説明。宣言に法的な強制力はないため、「口蹄疫の拡大阻止のため、県民への協力のお願いレベル」と述べた。
5月 防疫関係
最終更新:2010年07月17日 02:56