県は23日、西都市、川南、新富、都農町の11農場と一般家庭1軒で新たに口蹄疫の感染疑いがある牛や豚、ヤギを確認したと発表した。都農町の肉用牛一貫経営農場と同一管理者の関連農場の肉用牛44頭と、西都市の肉用牛肥育経営農場にいた羊8頭を含め、飼育している計7770頭はすべて殺処分される。感染疑い・感染例は193例となった。
殺処分対象の家畜は、牛1万8561頭、豚12万5759頭、ヤギ7頭、羊8頭の計14万4335頭。
県口蹄疫防疫対策本部(本部長・東国原知事)によると、11農場は肉用牛繁殖3、肥育2、一貫2、養豚4農場。一般家庭のヤギはペットとして飼われていた。飼育頭数は都農町が肉用牛286頭、新富町が肉用牛339頭、川南町が肉用牛45頭、豚6933頭、ヤギ2頭、西都市が肉用牛157頭、羊8頭。
21、22日に各農場などからの通報で、宮崎家畜保健衛生所の獣医師が症状を確認。検体を動物衛生研究所海外病研究施設(東京)に送付し、遺伝子検査で陽性反応が確認された。
(2010年5月24日付)
最終更新:2010年07月18日 00:14