宮崎日日新聞 激震口蹄疫へ飛ぶ(魚拓)


 23日に告示された串間市議補選(被選挙数4)は、口蹄疫の感染疑いが確認されて以降、県内では初の選挙戦となった。感染拡大を受け、同市でも警戒は日増しに強まっており、候補者6人は畜産農家周辺でのスピーカーを使った訴えを控えるなど畜産農家に配慮した選挙活動を繰り広げている。

 届け出を終えたある候補者は「農道には入らないつもり。集会も自粛する。厳しい戦いになるが今の状況を見れば仕方ない」と述べた。各候補者は、市内に点在する畜産農家を避けるなどして、選挙カーを走らせ、支持を訴えた。

 別の陣営では、選挙事務所入り口に消毒マットを設置。選挙カーを消毒し、候補者も別の地区に移動するごとに足元を消毒するという。陣営幹部は「畜産農家の心配を考えると、いいかげんなことはできない。できる限りのことはしたい」と話していた。

(2010年5月24日付)


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防疫関係 5月
最終更新:2010年07月18日 00:15