宮崎日日新聞 激震口蹄疫へ飛ぶ(魚拓)


 川南町を中心とする発生農場から半径10キロ圏内の牛・豚全頭を対象としたワクチン接種で、国は当初、総頭数を約20万5千頭と発表していたが、市町が精査した結果、約14万5千頭(23日現在)となったことが分かった。

 ワクチン接種の対象となるのは、国がワクチン接種を決定した19日時点で設定されている移動制限区域内の健康な牛・豚。国の発表の後、関係市町が農家数や対象頭数を精査した結果、当初より大幅に下方修正された。県によると、子豚や子牛が今も毎日のように生まれているため、総頭数は今後増える可能性もあるという。

 また、県は20日に感染疑いを確認した都農町の繁殖牛農場を中心にした移動制限区域を追加し、区域は従来より北東約6キロに拡大した。この新たな区域をワクチン接種対象に加えるかどうかについて、県と国は協議中という。仮に今後、新たな感染確認で移動制限区域が拡大する場合も協議していく。

(2010年5月25日付)


最終更新:2010年07月18日 01:38