農林水産省は16日、宮崎県で広がる家畜伝染病の口蹄疫(こうていえき)に感染した疑いのある牛が同県国富町で初めて見つかったと発表した。既に感染が終息したえびの市を含め、被害は5市6町となった。
同省によると、既に感染例が出ている宮崎市と西都市に隣接する国富町内の農場1カ所で、牛3頭に口蹄疫特有の症状を確認。県は動物衛生研究所に検体を送っており、17日に遺伝子検査の結果が判明する見通し。
県は同じ農場内の牛234頭をすべて殺処分することを決定。遺伝子検査で陽性の結果が出れば、この農場の半径10キロメートル圏内を家畜の移動制限区域に指定する。
最終更新:2010年07月16日 03:57