宮崎、熊本両県は口蹄疫の新たな防疫強化策として、高千穂町との県境、熊本県高森町の国道325号のループ橋にある消毒ポイントで、通行車両すべての消毒を実施するために、路面に消毒液を流し始めた。
農業用タンク(500リットル)を4基設置し、配管を伝って6カ所の出口から約250倍に希釈した食酢が道路に流れ出る仕組み。高千穂町の職員らが手作りした。両車線は長さ10メートルにわたって常時、食酢でぬれている状態となっている。
現場は坂道のカーブ。両車線ともに「スリップ注意」などドライバーに減速を促す看板を設置しているが、特に高千穂町方面に向かう車は下り坂で見通しが悪く、「スピードの出し過ぎなど通行には十分気を付けてほしい」と担当職員は呼び掛けている。
(2010年5月30日付)
最終更新:2010年07月19日 05:34