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都城市が国道3か所に 感染防止のため使われた無線操縦ヘリ

都城市は26日、口蹄疫の感染防止のため、農薬散布用の無線操縦ヘリ(全長約2メートル)を使って、薄めた酢の空中散布を始めた。1週間ほど続けるという。

近隣自治体との境目の国道3か所で、のり面や道沿いの山林など、人手の届かない場所にまく。約200倍に薄めた酢を1日2回、15リットルずつ散布。人体や家畜などへの影響はないという。

同市山之口町では、市職員らが緊張した面持ちで、道路脇の林などへ噴霧する作業を見守った。市の有馬章一・農政部長は「新規の発生はないが、引き続き感染防止に向けた対策を講じたい」と話した。

市はこの日、口蹄疫発生地から半径3~10キロを中心とした家畜の目視検査も始めた。終息確認調査の一環。既に終了した血液検査の結果は27日までに判明する見込み。いずれも問題がなければ、7月2日に移動・搬出制限区域は解除される。

(2010年6月27日 読売新聞)



最終更新:2010年07月17日 23:59