延岡市は2日、口蹄疫で打撃を受けた地域経済を立て直すため、元気のべおか復活対策会議(議長・首藤正治市長)を設置した。今月下旬をめどに、作業部会で各種施策を検討・立案する。
県の非常事態宣言の一部解除を受けた措置で、市長のほか、副市長、教育長、部長級職員計19人で構成。同日は初会合を開き、方針の確認や現状の報告が行われた。
同会議によると、各種イベントの開催に向けた調整や商品券の発行も考えているという。首藤市長は防疫対策の継続を前提に「沈滞した市内のムードから脱却したい」と話している。
また、木城町は町口蹄疫復興対策委員会(委員長・三隅英二副町長)を5日に設置し、口蹄疫被害からの復興計画を早急に策定する。
同町の産業振興課や福祉保健課など全11課の職員ら17人で組織。農業再生班や商工業者などを対象にした地域再生班、口蹄疫被害者らへのケア班、埋却地問題を扱う環境対策班を置く。
週1回、各班で対策や支援事業などを協議。緊急性のある案件は、町議会9月定例会での予算化を目指す。
(2010年7月3日付)
最終更新:2010年07月18日 04:20