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 宮崎県での口蹄疫(こうていえき)拡大に伴い県内子牛市場がストップしている問題で、県は前倒し方針を示していた飼料代半額助成を18日に始めることを決めた。1頭あたり月3500円で、約1070万円が苦境に陥っている農家に渡る。
 肉牛は5、6月分を助成し、5月出荷予定分の684戸1197頭分が対象となる。乳牛は4月出荷予定分約110戸215頭について、4、5月分を助成。5月予定分約120戸240頭分は、5月分を補助する。
 一方、県は16日、県内が口蹄疫の搬出制限区域に入って消毒ポイントが増加することを想定した追加の補正予算案5億円を県議会に提案した。8日に即日成立した補正予算と合わせ、口蹄疫対策予算は10億1679万円となる。
 このうち消毒費用は6億2574万円。1カ所あたり2カ月で1000万円を想定している。県境の消毒ポイント15カ所に加え、搬出制限区域に入った場合は区域の境界線に新たに三十数カ所を予定している。【梅山崇】



最終更新:2010年07月16日 06:08