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2010.5.19 21:57

 高級ブランド「神戸牛」の元となる但馬牛の種牛を管理する兵庫県立農林水産技術総合センター(兵庫県加西市)は19日までに、口蹄疫に備えて種牛を分散管理する検討を始めた。感染が一気に全体に広がらないようにするための措置で、近く正式決定する。

 同センターは種牛33頭を管理。移転先は約70キロ離れた同県朝来市の出先機関の牛舎で、準備が整い次第、一部の種牛を順次移動させる。

 4月末には、感染拡大で冷凍保存している種牛の精液が搬出できなくなる事態を想定し、人工授精で使われる約2カ月分を出先機関に移している。センターは「万一に備え、被害を最小限にする対策を講じておきたい」としている。

 一方、兵庫県三木市は19日、地元の農協を通じて市内の酪農家らに消毒剤を無料配布すると発表した。
5月 対応 防疫関係

最終更新:2010年07月18日 04:43