2010年5月28日 14:18
宮崎県で発生した家畜伝染病「口蹄疫」問題で、政府の現地対策本部長を務める山田正彦農林水産副大臣が28日、宮崎と県境を接する熊本県の蒲島郁夫知事、大分、鹿児島両県の副知事と、熊本市で意見交換した。
防疫態勢などを話し合うため、山田副大臣が呼び掛けた。副大臣は「大分、鹿児島、熊本の県境を第2の防御ラインとして対策を講じてほしい」と要望。宮崎県で処分した家畜の埋却地が不足していることを説明し「あらかじめ県有地を確保し、発生に備えて3県も即座に埋却できる態勢を整えてほしい」と求めた。
終了後、山田副大臣は「農相とも隣県の第2次防御ライン(の経費)は国が見る話をした。そういうかたちでやりたい」と述べた。
=2010/05/28付 西日本新聞夕刊=
最終更新:2010年07月19日 05:10