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 宮崎県の東国原英夫知事は17日、県庁で記者会見し、県中部の国富町に口蹄(こうてい)疫の発生が拡大したことを受け、畜産農家や家畜運送会社、一般県民に対し、各種施設への出入りや車両による移動の際の消毒徹底を呼び掛けた。東国原知事は「人、モノ、クルマの消毒に努め、一日も早く『終息宣言』ができるようにしたい」と述べ、感染拡大を阻止する決意を改めて示した。
 一方、同県に隣接する大分県豊後大野市が、宮崎県の団体による公的施設の利用を制限する方針を打ち出したことに関連し、東国原知事は「消毒すれば安心だ。過剰な反応は慎んでほしい」と指摘。その上で、宮崎県の人や産品に対する風評被害の有無などを確認するため、県外の繁華街や市場、集客施設の視察も検討する意向を表明した。


最終更新:2010年07月16日 06:12