読売新聞社の記事に飛ぶ (魚拓)


  宮崎県の口蹄疫(こうていえき)の影響で、24日公示される参院選の投票所が、川南(かわみなみ)町で統合され、高鍋町で変更されることが17日、わかった。

 総務省や同県選挙管理委員会によると、川南町は投票所4か所について、それぞれ近隣の他の投票所に統合し、投票所数が17から13か所になる。口蹄疫への対応のため、投票所の人員確保が難しいためとしている。

 ポスター掲示場は、公選法で投票所1か所あたりの数が定められており、21か所を減らす。

 また、高鍋町は投票所1か所を別の場所に移す。近くに処分された家畜の埋め立て地があり、道路規制される予定があるため。

 さらに、処分した家畜の埋め立てや消毒作業にあたる自衛隊員が宿泊する体育館や公民館などが、投開票所に使えない可能性が出ている。ホテルや旅館の利用を検討している自治体もあるという。

 投票所での消毒液や消毒マットの設置が必要になることも想定され、総務省は「財政的支援を考えていきたい」としている。


最終更新:2010年07月16日 06:13