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経済団体幹部と会談する宮崎県の東国原知事=16日午前、宮崎県庁経済団体幹部と会談する宮崎県の東国原知事=16日午前、宮崎県庁

 宮崎県の口蹄(こうてい)疫問題で、県は17日、感染疑いで殺処分対象となった牛や豚など約19万9千頭のうち約18万頭を処分し、処分の進捗(しんちょく)が9割を超えたと発表した。ほかにワクチンを接種し、未処分の家畜が約6万2千頭いる。

 殺処分は最初の感染が確認された4月20日以降進められた。埋却用地の確保に手間取った上、降雨で一部の作業が遅れ、感染した家畜からのウイルス拡散が危惧されていた。

 一方、東国原英夫知事は17日、最初の感染確認から20日で2カ月となるのを機に記者会見し「緊急アピール」を発表。さらなる感染拡大を防止するため、靴や車の消毒を徹底するようあらためて畜産農家や一般の県民に求めた。



最終更新:2010年07月16日 06:14