農水省によると、一連の追加措置には1週間以上かかる見通し。措置完了後、3週間以上新たな感染がなければ正常化と判断する。
口蹄疫の発生は同県えびの市でも確認されているが、沈静化しつつあると判断し、同市の10キロ圏内に該当する熊本、鹿児島県も含め、全頭処分や早期出荷の対象からは当面外す。
これまで殺処分にした家畜は評価額の5分の4を国が、5分の1を家畜共済が支払うことになっていたが、共済加入の有無にかかわらず5分の1を見舞金として支払うことも決めた。ワクチン接種後の殺処分対象となる牛には約60万円、豚には約3万5000円を一律で支払う方針。
10キロ圏内の全頭殺処分や20キロ圏内の早期出荷に必要な予算は300億~400億円を見込む。
獣医師50人、自衛官170人、九州管区の警察官160人の追加派遣も決めた。
最終更新:2010年07月19日 01:45