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 口蹄疫問題の影響で、7月に北海道への修学旅行で酪農体験をする予定だった大阪府立鳳高校(堺市西区)が、酪農家側から「ウイルスが持ち込まれる可能性がある」と受け入れを断られたことがわかった。

 同校は行き先変更か修学旅行自体の延期を検討している。

 同校によると、修学旅行は7月6日から3泊4日で、2年生320人が参加。十勝地方の浦幌町や本別町の酪農家など約100戸に2泊し、搾乳やえさやりなどを体験する予定だった。

 受け入れ窓口の浦幌町の企画会社によると、修学旅行では、口蹄疫が発生した宮崎や韓国からの便がある大阪の空港を利用する予定だったほか、道が「むやみに部外者を入れないように」と畜産関係者に要請しているためという。同社は「2000年の発生時は、宮崎から北海道に飛び火した。感染ルートが特定されていない以上、農家に不安がないよう慎重に対応している」としている。

(2010年5月20日13時25分 読売新聞)
5月 イベント 防疫関係

最終更新:2010年07月19日 01:32