産経新聞社の記事へ飛ぶ (魚拓)


2010.5.20 18:11

 口蹄(こうてい)疫問題で、宮崎県川南町の内野宮正英町長らが20日、政府現地対策本部の山田正彦農水副大臣と面談し、発生農場から半径10キロ圏内の牛と豚全頭へのワクチン接種と、殺処分方針について意見交換した。副大臣は終了後「合意には至っていないが、接種の必要性は分かってもらった」と述べた。

 山田副大臣は「具体的に詰めることは簡単ではない。(支援は)約束するので、接種にぜひ協力していただきたい」と地元理解を得たいとの姿勢を示す一方で「どの段階で開始判断するかというのもある。できるだけ早くやりたい」と述べた。

 一方、川南町の内野宮町長は報道陣に「発生していない地域では抵抗があるのは当然。補償がないと(農家への説得は)難しい」と指摘する一方、迅速なワクチン接種が必要との認識も示した。
5月 対応 防疫関係

最終更新:2010年07月19日 01:43