【上海時事】中国のインターネットショップ最大手の淘宝(タオバオ)は2日、日本製の粉ミルクの販売を中止するよう出店者に通知した。3日付の浙江省紙・毎日商報が伝えた。口蹄(こうてい)疫被害が広がる日本からの粉ミルク輸入を中国当局が全面禁止したことを踏まえた措置とみられるが、当局は人への感染はないとしており、過剰反応とも言えそうだ。
中国では、2008年に有害物質メラミンの混入した粉ミルクが大きな被害を出したことを受け、安全性を重視する消費者を中心に外国製品が人気を集めている。淘宝にも日本製の「販売代理業者」が数多く出店。同サイトの外国製粉ミルクの販売ランキングでは、明治乳業が5位、和光堂が9位につけている。(2010/06/03-19:02)
最終更新:2010年07月17日 05:09