大手百貨店の高島屋は4日、日本橋高島屋(東京都中央区)の地下食品売り場で宮崎牛ブランドのステーキ弁当を買った11人から、吐き気や下痢といった症状の報告があったと発表した。中央区保健所は黄色ブドウ球菌による食中毒だったとして、売り場の一部を4日から1週間の営業停止処分にした。
高島屋によると、5月26日から今月1日まで食品売り場の催事コーナーで、「宮崎の味めぐり」として宮崎県の物産展を開いていた。出店していたホテル浜荘(宮崎市)が、5月31日に33個を調理・販売したステーキ弁当(1個税込み1995円)を食べた人から、症状の報告があった。
物産展は口蹄疫の被害が深刻な宮崎県を応援する意味合いもあっただけに、高島屋は「ご迷惑をかけて申し訳ない」としている。
2010年6月4日21時7分
最終更新:2010年07月17日 05:33