口蹄疫:騒動のため延期、牛競り再開 180人、防疫着で--西予 /愛媛
宮崎県での家畜伝染病「口蹄疫(こうていえき)」の感染拡大を受け、延期されていた「和子牛臨時家畜市場」(JA全農えひめ主催)が6日、西予市野村町阿下の市野村畜産総合振興センターで再開された。佐賀県など九州で市場が再開されていることから、防疫体制を徹底して開催した。
感染防止のため、同
センターでは、関係者車両、牛体の消毒や家畜防疫員による臨床検査を実施したほか、牛の出荷農家・購買者など関係者計約180人全員が、白い防疫着姿で競りを行った。
県内60戸の繁殖農家から生後12カ月以内の和子牛96頭(雌39頭、去勢57頭)が競りにかけられ、1頭当たりの最高額は約59万5000円、最低額は約18万2000円だった。
競りは本来、6月18日に予定されていたが、口蹄疫の県内への侵入阻止のため延期していた。【門田修一】
最終更新:2010年07月19日 03:19