宮崎日日新聞 激震口蹄疫へ飛ぶ (魚拓)



(2010年5月3日付)
 農林水産省は2日、都農町で発生し口蹄疫の1例目と確定した牛から採取した口蹄疫ウイルス(O型)が、昨年から今年にかけてミャンマーや香港など「アジア地域で確認されたウイルスと近縁のものである」と発表した。今回の口蹄疫が、アジア地域から何らかの経路をたどって本県へもたらされた可能性を示す一つの手掛かりとなる。

 動物衛生研究所海外病研究施設(東京)が実施したウイルス遺伝子の解析データを、世界中の情報を集め解析している英国家畜衛生研究所と、共同で分析し判明した。農水省は今後、中国や韓国などで流行しているウイルスと比較するなどさらに分析を進め、疫学調査チームによる感染経路の究明に役立てる。

 また、川南町で発生した感染疑い2〜4例目についても、動物衛生研究所海外病研究施設が行った抗原検出検査(ELISA検査)の結果、1例目と同様、O型の口蹄疫と確定した。



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5月 農水省発表
最終更新:2010年07月14日 04:30