kskアニメバトルロワイアル内検索 / 「カッコつけた言葉じゃない強さを見せてくれ」で検索した結果
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カッコつけた言葉じゃない強さを見せてくれ
カッコつけた言葉じゃない強さを見せてくれ ◆NIKUcB1AGw F-5。この地に存在した神社は、今はリングへと姿を変えていた。 そしてそのリング上では現在、漆黒の姿を持つ戦士と漆黒の魂を持つ戦士が死闘を繰り広げている。 正義超人ウォーズマンと、獣神将リヒャルト・ギュオーである。 ◇ ◇ ◇ 「フハハハハハ!! どうした、ウォーズマン! このリングの上こそが、貴様のホームグラウンドではなかったのか!」 「クッ……」 序盤、試合のペースを握ったのはギュオーだった。彼は遠距離から重力指弾を連発し、ウォーズマンを近づけさせないという戦法を取ったのである。 超人レスラーとしてはオーソドックスなタイプであるウォーズマンは、遠距離から攻撃する術を持たない。 また威力よりも連射性を重視して出力を抑えているとはいえ、ギュオーの重力指弾はそれなりの威力。 被弾覚... -
【201~250】・SSタイトル元ネタリスト
話数 タイトル 元ネタ 201 カッコつけた言葉じゃない強さを見せてくれ 「キン肉マンキン肉星王位争奪編」OP「ズダダン!キン肉マン」の一節 208 どうしてこうなった AA「どうしてこうなった」 212 僕はここにいる、今を生きていく ゲーム「Fate/unlimited codes」オープニング主題歌「Code」の一節 213 war war! stop it TVアニメ「ビーストウォーズ」OP「War War! Stop It」 -
◆NIKUcB1AGw
...、ノーヴェ 201 カッコつけた言葉じゃない強さを見せてくれ ウォーズマン、リヒャルト・ギュオー、中トトロ 211 ザ・ネゴシエーター 古泉一樹、キン肉万太郎、ジ・オメガマン 登場させたキャラ 7回 古泉一樹 6回 キン肉万太郎 5回 ジ・オメガマン 3回 悪魔将軍 2回 キョン、ハム、ノーヴェ、ウォーズマン、リヒャルト・ギュオー 1回 トトロ、アシュラマン、ケロロ軍曹、草壁サツキ、深町晶、スエゾー、朝比奈みくる、川口夏子 碇シンジ、ゼロス、朝倉涼子、キン肉スグル、ヴィヴィオ、ネオ・ゼクトール 作品に寄せられた感想 トリップがまさかの「肉」。古泉がキョンに変わりこのロワのツッコミ役を務めそうだ -- 名無しさん (2008-09-15 20 06 44) 軍曹が格好良い!演説の合間合間にちょいちょい小ネタ... -
第四回放送までの死者
...ォーズマン 201 カッコつけた言葉じゃない強さを見せてくれ L.C.L.化(禁止エリアから脱出できず) 首輪 おまけ 名前 最後の言葉 アプトム (ソムルム、ダイム、必ずお前達の仇を―――) ネオ・ゼクトール エレゲン、ダーゼルブ、ザンクルス、ガスター、今そちらにゆくぞ…… スエゾー 「もう眠くて堪らへんで……」 タママ二等兵 「サッ……キー」 ウォーズマン 「悪に敗れ……ただそのまま黙って倒れているやつなど正義超人とは言えん!たとえ生き残る可能性が0.1%だろうと、悪に屈せず最後まで戦い続ける。それが……正義超人だろう!!」 殺害数 順位 該当者 人数 このキャラに殺された人 生存状況 スタンス 1位 キョン 3人 日向冬樹、涼宮ハルヒ、ナーガ 生存 奉仕(ハルヒ勢)→マーダー(無差別) 2位 オメガマン 2人 ガルル中尉、アシュラマン 生存 マー... -
【主催側の登場人物(ネタバレ)】
...8smIk 201 カッコつけた言葉じゃない強さを見せてくれ ◆NIKUcB1AGw 【新世紀エヴァンゲリオン】 【渚カヲル】2 000 オープニング ◆4etfPW5xU6 210 寸善尺魔~善と悪の狭間、あるいは慮外にて~ ◆2XEqsKa.CM -
【201~250】
NO. タイトル 作者 登場人物 201 カッコつけた言葉じゃない強さを見せてくれ ◆NIKUcB1AGw ウォーズマン、リヒャルト・ギュオー、中トトロ 202 鎧袖一触~鎧の端の心に触れろ~ ◆2XEqsKa.CM キョン、トトロ 203 彼女らのやったコト彼女らにできるコト ◆321goTfE72 朝倉涼子、ヴィヴィオ、リナ=インバース、ドロロ兵長 204 鎧袖一触~鎧は殴るために在る~ ◆2XEqsKa.CM 古泉一樹、キン肉万太郎、悪魔将軍、ノーヴェ、川口夏子 205 『4分33秒』 ◆MADuPlCzP6 リヒャルト・ギュオー 206 比較魔法論 ◆MADuPlCzP6 リナ=インバース、ヴィヴィオ 207 寸善尺魔~憎魔れっ子が世に蔓延る(前編)~(中編)(後編) ◆2XEqsKa.CM 雨蜘蛛、深町晶、ドロロ兵長、朝倉涼子、水野灌太(砂ぼうず)、悪魔将軍 208 どうしてこう... -
第四回放送までの本編SS
...等兵、ハム 201 カッコつけた言葉じゃない強さを見せてくれ ◆NIKUcB1AGw ウォーズマン、リヒャルト・ギュオー、中トトロ 202 鎧袖一触~鎧の端の心に触れろ~ ◆2XEqsKa.CM キョン、トトロ 203 彼女らのやったコト彼女らにできるコト ◆321goTfE72 朝倉涼子、ヴィヴィオ、リナ=インバース、ドロロ兵長 204 鎧袖一触~鎧は殴るために在る~ ◆2XEqsKa.CM 古泉一樹、キン肉万太郎、悪魔将軍、ノーヴェ、川口夏子 205 『4分33秒』 ◆MADuPlCzP6 リヒャルト・ギュオー 206 比較魔法論 ◆MADuPlCzP6 リナ=インバース、ヴィヴィオ 207 寸善尺魔~憎魔れっ子が世に蔓延る(前編)~(中編)(後編) ◆2XEqsKa.CM 雨蜘蛛、深町晶、ドロロ兵長、朝倉涼子、水野灌太(砂ぼうず)、悪魔将軍 210 寸善尺魔~善と悪の狭間、ある... -
【キン肉マンシリーズ】
...8smIk 201 カッコつけた言葉じゃない強さを見せてくれ ◆NIKUcB1AGw 【アシュラマン】5 017 遠い日の記憶胸に抱きしめて ◆UVMoz3I/eM 026 闘将(たたかえ)!古泉仮面 ◆NIKUcB1AGw 044 Triple 『C』 ~超人/超能力者/超…生物?~ ◆qYuVhwC7l. 064 灼熱のファイヤーデスマッチ!の巻 ◆hjKFqNAi/U 079 根深き種の溝を越えて (前編)(後編) ◆2XEqsKa.CM 【オメガマン】17 005 ○ッ○全開! ハートばっくばくだぜ~っ!! ◆UEKOaPpMOY 025 さらば! オメガマンの巻 ◆/PADlWx/sE 035 月下の狩猟者 ◆KKid85tGwY 059 リリカルスバルたん第3話「ツバメモードとケロン人」 ◆YsjGn8smIk 064 灼熱のファイヤーデスマッチ!の巻 ◆hj... -
ウォーズマン
...亡 死亡話 201 カッコつけた言葉じゃない強さを見せてくれ キャラとの関係(最新話時点) キャラ名 関係 呼び方 解説 初遭遇話 キン肉スグル 仲間 キン肉マン 一緒に戦った仲間 ※ロワ内では再会せず アシュラマン 仲間 アシュラマン 一緒に戦った仲間 ※ロワ内では再会せず キン肉万太郎 仲間 万太郎 スグルの息子 ※ロワ内では再会せず 悪魔将軍 敵対 悪魔将軍 かつての敵 ※ロワ内では再会せず オメガマン 敵対 オメガマン かつての敵 ※ロワ内では再会せず 朝倉涼子 仲間 朝倉 協力者。共に行動していた。 008 Contacting ファイティング・コンピューターVS対コンタクト用ヒューマノイド・インターフェイス 草壁メイ 保護 草壁メイ 保護。雨蜘蛛にさらわれ、死亡した。 008 Contacting ファイティング・コンピューターVS対コンタクト用ヒューマノイ... -
『4分33秒』
...比較魔法論 カッコつけた言葉じゃない強さを見せてくれ リヒャルト・ギュオー war war! stop it -
【新世紀エヴァンゲリオン】&【強殖装甲ガイバー】
...8smIk 201 カッコつけた言葉じゃない強さを見せてくれ ◆NIKUcB1AGw 205 『4分33秒』 ◆MADuPlCzP6 213 war war! stop it ◆igHRJuEN0s 215 闇夜の森の隠れ鬼 ◆YsjGn8smIk 217 ハジカレテ……ハジカレテ…… ◆MZbbkj1l7. -
鎧袖一触~鎧の端の心に触れろ~
...で読む Back カッコつけた言葉じゃない強さを見せてくれ Next 彼女らのやったコト 投下順で読む Back カッコつけた言葉じゃない強さを見せてくれ Next 彼女らのやったコト ピエロのミセリコルディア キョン どうしてこうなった トトロ war war! stop it -
トゲトゲハート 嫉妬のしるし
...ルディア Next カッコつけた言葉じゃない強さを見せてくれ 投下順で読む Back ピエロのミセリコルディア Next カッコつけた言葉じゃない強さを見せてくれ contradiction キン肉スグル 魑魅魍魎~つどうファクター・トゥ・ダイ~ ハム かくて黒は笑いき ゼロス タママ二等兵 GAME OVER -
彼女らのやったコト
...で読む Back カッコつけた言葉じゃない強さを見せてくれNext 彼女らにできるコト 投下順で読む Back 鎧袖一触~鎧の端の心に触れろ~Next 彼女らにできるコト 彼等彼女等の行動 (08) 朝倉涼子 寸善尺魔~憎魔れっ子が世に蔓延る(中編)~ ドロロ兵長 リナ=インバース 彼女らにできるコト ヴィヴィオ -
なるか脱出!? 神社の罠(後編)
...ヒャルト・ギュオー カッコつけた言葉じゃない強さを見せてくれ 囚われ人は嘘をつく ウォーズマン スバル・ナカジマ 揺るぎない力と意志貫くように(前編) キョン 耐えきれる痛みなどありはしない この温泉には野生の参加者もはいってきます トトロ -
心に愛が無ければ、スーパーヒーローじゃないのさ
心に愛が無ければ、スーパーヒーローじゃないのさ ◆qYuVhwC7l. 一先ずの目的地は、図書館のすぐ南に位置する施設である、元々の目標地点―――『中・高等学校』だ。 既に何度も見直して半ば以上頭に叩き込んである地図を思い出しながら、スグルは目的地の『中・高等学校』へと向けてその足を速める。 不本意な事態だったとは言え、十分な睡眠を取ったために体力は有り余っている為、かなりの速度で走り込んでいてもまだ余裕がある。 大小様々な建物を抜き去っていく内に、徐々に特徴的な白い校舎が目に入ってくる。 「あれか…………良し!!」 肉眼で目的地が確認できた事により、さらに足に力を込めて走るスピードを上げ、ようやく正門へと到着するかと思われた瞬間――――― ――――――――ドォォォォォォォォォォォォォォォォォォン!!!! 「ぬおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ... -
第二回放送
第二回放送 ◆h6KpN01cDg 「よし、放送の時間だ」 暗い部屋の中。 男は、自らに背を向けコンピュータに向かっている少女に声をかける。 答えはないと理解していても。 「……ねえ有希君。いいことを思いついたんだ」 彼女が、眉を上げも唇を噛みもしないことを承知していても。 「……うんうん、考えるだけでわくわくしてきた。そうだ、そうしよう。是非そうしたい」 男はただ語る。 それが『義務』であるかのように。 「彼らに、ご褒美をあげよう。きっと誰だって欲しいものさ」 楽しそうに、愉しそうに、喜しそうに。 そう、まるで―――これから娘の名前を呼ぶことなど何とも思っていないかのように。 「頑張って人を殺した者にあげる―――とっておきのご褒美だ」 少女の細く白い指が、エンターキーをそっと叩いた。 それは、おそらくは肯定の合図だ... -
OPコンペⅡ
OPコンペⅡ 「ふふふ…楽しみだなぁ」 そこは深い深い闇の中。 「そう」 光も届かぬその場所で、静寂を乱す存在が二つ。 「君はそう思わないかい?」 一つの言葉は喜びの色を。 「ユニーク」 一つの言葉は無機質な色を。 「それは良かった。共同作業である以上お互いが楽しめるものにしたいしね」 二つの色は溶けるように混ざり合い。 「……」 空間を塗り潰し。 「役者は揃った。それじゃあ始めよう……愉快な催し物を」 やがて世界を塗り潰す。 ◆ ざわ…ざわ…ざわ… 突然、と言っても良いのだろうか。まぁとりあえず突然だ。せめてもの休みを満喫しようと、柔らかな布団の上で惰眠を貪っていた俺の周りで 微かなざわめきが起こっている... -
っていうか、疑心暗鬼で呉越同舟?(後編)
っていうか、疑心暗鬼で呉越同舟? (後編) ◆h6KpN01cDg ※ 「……」 落ちたのは、沈黙。 俺とタママは、二人残された部屋で何も話せずにいた。 ああ、畜生、どうしてこんなことになった? 俺が軽々しく話し合おう、などと言い出したことに問題があったのだろうか?しかし、あの場で他にどうすればよかった? タママの敵意に気づかないふりをしてあの中にいればよかったとでも?……そうなれば、副司令辺りが俺に目をつけるかもしれないだろう。 そうでなくても、そんな集団は崩壊する。俺が生き残るためには、ある程度強い人間と行動することが必要なのだから。 「……それで、タママ君。俺とわざわざ二人になるなんて……よほど言いたかったことがあるように思えるけど……?」 くそ、ここで死ぬなんて冗談じゃないぞ。 柄にもなく焦っているのは自覚している。しかし、タママの武... -
オープニング
オープニング ◆4etfPW5xU6 「ふふふ…楽しみだなぁ」 そこは深い深い闇の中。 「そう」 光も届かぬその場所で、静寂を乱す存在が二つ。 「君はそう思わないかい?」 一つの言葉は喜びの色を。 「ユニーク」 一つの言葉は無機質な色を。 「それは良かった。共同作業である以上お互いが楽しめるものにしたいしね」 二つの色は溶けるように混ざり合い。 「……」 空間を塗り潰し。 「役者は揃った。それじゃあ始めよう……愉快な催し物を」 やがて世界を塗り潰す。 + + + ざわ…ざわ…ざわ… 突然、と言っても良いのだろうか。まぁとりあえず突然だ。せめてもの休みを満喫しようと、柔らかな布団の上で惰眠を貪っていた俺の周り... -
止マラナイ!
止マラナイ! ◆NIKUcB1AGw 『全員聞こえているかな? まずは君達におめでとうと言ってあげるよ』 午後6時ちょうど。一秒のずれもなく予定時間ぴったりに、放送は始まった。 マイクを通した主催者の声は、当然湖のリングにいる四人の参加者にも届く。 悪魔超人・悪魔将軍。完璧超人・オメガマン。戦闘機人・ノーヴェ。そして「元」人間の超能力者・古泉一樹。 四人はそれぞれ胸中に異なる思いを抱きつつ、放送に耳を傾けていた。 ちなみに、メモを取る用意をしているのはノーヴェだけだ。古泉の右腕はあらかた再生したとはいえ、まだ指先が揃っていない。ペンを握るのには不都合だ。 悪魔将軍とオメガマンは、端からメモを取ろうという意志が感じられない。 共にノーヴェがメモを取っているのに、なぜわざわざ自分まで、と思っているのが傍目からもよくわかる。 (なんか理不尽だ……... -
理想と妄想と現実
理想と妄想と現実 ◆bD004imcx. 草原の少し上空を疾走する、空を飛ぶKRR-SP。 車輪などという滑稽なものは存在せず、代わりに使われているのは超科学によって創造されし技術。 地に残る獣道はその意味を成さず、ただ彼らの道のレールとして存在するのみ。 少女によってハンドルが右へ左へ曲げられ、そのたびにKRR-SPはその機体を優雅に揺らす。 そしてKRR-SPに乗っている少年と少女。 二人の顔に風が当たり、その風にあわせて髪が踊る。 顔に流れる朝の冷えた空気は眠気を覚ましてくれる特効薬。 目を覚ます道具としては洗面所の水や朝食時のコーヒー等も挙げられるが、そんな物など比べ物にならない程の爽やかさを、その風は感じさせてくれる。 少女の強化服に備えられた高度なナビに支えられ、二人は目的地の学校へと向かっていく。 というのはもちろん、... -
耐えきれる痛みなどありはしない
耐えきれる痛みなどありはしない ◆0O6axtEvXI 「これは……」 切り替わったノートパソコンの画面を見て、その場の全員が息をのむ。 そこに表示されているのは、この殺し合いの会場となっている島の地図。 その各所にいくつもの名前と時刻が記入されている。 そして、記入されている全ての名前に三人は覚えがあった。 「フェイト、ちゃん……」 「ゲロ……冬樹殿、ガルル中尉……」 「……死亡した者たちの位置と、その時刻か」 『第三回放送までの死亡位置・時刻』と地図の横に書かれているのが冬月の目に入る。 時間に関しては「朝」や「夕方」等かなりアバウトであったが、死亡した順番も書かれておりそれを考慮すればかなり有利となり得る情報だ。 例えば学校近辺を見てみる。 殺し合いの開始からそれほど経たない内にケロロの知り合いでもある日向冬樹... -
びっくりした?
びっくりした? ◆4etfPW5xU6 影がかかり始めた空から降り注ぐ橙の光が薄暗い空間を少しずつ朱に染め上げていく。 時間の移りを感じさせる光の中にあって、それらを遮る人影が三つ。 それらの影は、身じろぎ一つせずただその場に存在していた。 誰一人言葉を発することはない。 発することは、できない。 誰もが、たった今この場で起こった出来事に頭を支配されていた。 悲劇。 一言で表すのならこれ程適切な言葉は無いだろう。 勇敢な少年と心優しい少女。 二人の前に現れた悪の存在。 悪を前に敗北しかけた少年達の前に現れた名も知らぬ、だが心強い味方。 卑劣な作戦を前に悪に屈しかけた少年達。 だが、絶体絶命のピンチは少年と少女の機転によって最大の好機となる。 結局、悪は正義の前に破れハッピーエンド。 少年と少女は新たな仲間を得... -
目褪め/目醒め
目褪め/目醒め ◆4etfPW5xU6 友達。戦友。仲間。友人。親友。 各々表現は違えど、どれも“友”を示す言葉だ。 とある娯楽番組で司会者が語っていたが、人――特に多感な中高生の時期は必要以上に自分と仲間とそれ以外の区別をつけたがる傾向があるらしい。 区別と言われてみれば聞こえが悪いが、幸いにして多感らしい時期の高校生活を送っている自分に当て嵌めて考えてみよう。 登校の最中に谷口や国木田と遭遇し、一緒に学校へ向かう。 そしてそのまま教室へ向かい邪魔な荷物を机に置いて雑談タイム。 昼休みもまた、あいつらと馬鹿な会話をしながら昼食。 面倒な授業を終え放課後になれば――ハルヒと、SOS団のメンバーといつもの馬鹿騒ぎ。 平日だけでなく休日も、結局はいつものメンバーで集まっている。 軽く思い返してみるだけでも、こうして一つの“グ... -
殺戮を大いに行う涼宮ハルヒのための団
殺戮を大いに行う涼宮ハルヒのための団 ◆NIKUcB1AGw 「午前7 00から F-02 午前9 00から E-10 午前11 00から E-03 」 古泉一樹は、放送を聞きながらメモ用紙にペンを走らせる。 自分の近辺が禁止エリアに指定されなかったことに、彼はわずかな安堵を感じていた。 しかし、まだ気を緩めるわけにはいかない。死者の発表という重大事項が残っているのだから。 古泉は、仲間の名が呼ばれないことを心から祈る。だがその思いは、あっけなく打ち砕かれた。 「涼宮ハルヒ」 その名前が呼ばれたとたん、古泉は思わず手にしたペンを取り落としていた。 (涼宮ハルヒが……死んだ……?) あまりにも早く、あまりにもあっけなく告げられた、守るべき人間の死。 それは古泉の明晰な頭脳を、混乱の極致に追い込む。 考えなけ... -
レフェリー不在のファイヤー・デスマッチ
レフェリー不在のファイヤー・デスマッチ ◆MADuPlCzP6 ふと見上げた視線の先にはふらふらと立っている『化け物』 「それがアンタの本性?やっと正体を表したわね」 (あんな力の無い立ち方なら、簡単に殺せる。だから、今殺すわ。) 「このっ、化け物めぇ!」 アスカはとめどなく立ち上る煙の中を『化け物』に向かって突進する。 ナイフをその手に携えて。 「死ねぇっ!」 アーミーナイフを握る左手と腹に力をこめて、全身の体重をナイフに乗せながら一歩踏み込む。 突き出したアスカの手に衝撃が伝わる。 『化け物』は崩れるように地に落ちた。 (煙のせいでよく見えないけど、起き上がってくる気配はない…… やった?…… やった!) 「あは、あはは………… あははははは!『化け物』があたしに勝てるわけがないじゃないっ... -
OPコンペ四の巻
OPコンペ四の巻 少女が目が覚めたら、そこは自分の家ではなかった。 そこは床につく前と変わらずの闇。だが、それが少女の部屋の闇でないことはぼんやりと、しかし即座に理解出来ている。 ベッドから転げ落ちたのだとしても、この床の質感が自分の部屋のものであるはずがない。 自分の部屋にこんなにたくさんの人の気配がするはずがない。 少女は混乱する。思わずにきょろきょろ頭を振ったあと頬をつねったり張ってみたりするが、ふと気がついてがばっと飛び起きたりするようなことはなかった。 とうとう不安が高じてとある少年の名を叫ぼうとした、その瞬間。 「お目覚めですか?」 後方から声が聞こえて少女は振り向いた。同級生であり、自分が創設した団の副団長のものである。 「古泉君なの?」 「ええ。朝比奈さんもいます」 彼の声はいつになく深刻そうな様子を呈していたが、それ... -
【紹介文その2】
◆S828SR0enc氏 (となりのもふもふ地図職人) 外見はもふもふ毛皮のマントをはおったゼロス。性格は職務に忠実であり、どこまでも冷静。 地図職人としての仕事を果たすため、日々魔術を駆使しつつ影のように会場中を飛び回っている。 もふもふを見ると普段は閉じた目を見開き、我を忘れて抱きつきに行くケモノマニアでもある。 ◆2XEqsKa.CM氏 (勇者・変態将軍) 見た目は悪魔将軍。思慮深いが、動く時は大胆に動く性格をしている。 ガイバーの能力や悪魔将軍のパワーに加え、タママ砲やリナの魔術、ドロロの忍術などを使いこなすオールラウンダー。 このロワには珍しく変な性癖あまりはない。……人前に姿を現す時は、必ず床か地面から現れることを除けば。 ◆321goTfE72氏 (K(華麗に)Y(予約する)M(MADの人) ) 外見は砂ぼうず。し... -
冬の訪れ、そして春の目覚め
冬の訪れ、そして春の目覚め ◆5xPP7aGpCE 『第三幕:強殖劇場』 「主催のガキ……!」 「長門! よくもスエゾーを!」 突然の乱入者に雨蜘蛛も晶も動きを止めざるを得なかった。 雨蜘蛛は放送で語っていた主催者の制裁を警戒し、晶は今はスエゾーを巻き込みたくないという思いが何よりも上回った。 対する長門は場違いな程涼しい顔をしている。 まるでケース越しに水族館を見るように、自分が安全圏に居る事を確信しているかのように。 それが決して驕りでも何でも無いであろう事はガイバーを身に纏う晶にも理解できた。 「私は貴方達の邪魔をする気は無い、その人の事で来た」 彼女の視線は晶の腕の中、スエゾーに対し向けられていた。 雨蜘蛛も晶も他に心当たりが無い以上、それを素直に受け入れた。 「だったらさっさと済ませやがれ、言っとくが俺はそいつの... -
Fate/Zero(後編)
Fate/Zero(後編)◆h6KpN01cDg さて、ここで一度物語は、青の少女へと移る。 一人暗闇で滾々と眠る、少女の現実は…… ※ side Subaru~Knight speaks……~ 頭が痛い。 金属で頭を殴られ続けているかのような、鈍痛。 苦しい。 首を真綿で絞められているような、息苦しさ。 生きてる? 私は、生きてるの? そっと、手を伸ばす。 ああ、よかった―――右手は無事だ。 ちゃんと、私の体についている。 息を、する。 大丈夫だ、呼吸はできる。 私は、生きてる。 でも、瞳が開かない。 襲う疲労と眠気がそれを拒む。 まだ、いいかな。 もう少し休んでも、許されるかな? 音がする。 何をしているのかは分からない。 危ない人だったらどうしよう。 でも、... -
揺るぎない力と意志貫くように(後編)
揺るぎない力と意志貫くように(後編) ◆9L.gxDzakI ◆ 巨獣トトロの足は速い。 いかにも鈍重そうな外見に似合わず、その走る速度はまさしく駿足。 重量感たっぷりの巨体が疾走する様は、バッファローの突進にもよく似ている。 並走する狼が疾風ならば、トトロはまさに猛進する竜巻だ。 道を遮るあらゆる障壁を、真っ向から粉微塵に吹き飛ばさんばかりの暴風雨だ。 もちろん、自然を愛する森の主が、いたずらに環境破壊行為に走るはずもない。 ひゅん、ひゅん、ひゅん、と。 目の前に木々が立ちはだかれば、すり抜けるようにして避けて進む。 巨大な身体を苦にも感じさせることなく、紙一重で見事にかわしていく。 この速度でこの制御だ。大したものと言うほかない。 どことなく間の抜けた印象だったが、少なくとも走るという点においては、これほどの... -
っていうか、疑心暗鬼で呉越同舟?(前編)
っていうか、疑心暗鬼で呉越同舟?(前編) ◆h6KpN01cDg ☆ ……あの男の化けの皮を剥いでやるですぅ。 カジオーは支給品を何食わぬ顔で盗んでいました。見逃すはずありませんですぅ。 フッキ―が信じてくれないなら……軍曹さんに教えるべきですかねぇ。 フッキ―はカジオーと元の世界からの知り合い……疑いたくないのは分かるですぅ。ボクだって軍曹さんが隠れて悪いことをやっている、なんて言われても信用しないですから。 でも――― 発言からして、カジオーが一番邪魔に思っているのは間違いなくサッキーですぅ。ボクは……僕はサッキーを守るです。……絶対に。 ボクはフッキーより前を歩き、カジオーとサッキーと軍曹さんが残っている部屋に一足先に戻る。 いくら軍曹さんがいるとは言え、カジオーにサッキーを任せてなんておけないですぅ。 「……」 ボクが部屋に入ると... -
道化は踊り蜘蛛は笑う
道化は踊り蜘蛛は笑う ◆321goTfE72 鬱蒼とした、ロクな思い出がない森をどうにか抜け出て なぜか殺し合いの名簿にすら『キョン』という名で記載されていた俺は南下した。 今更だがこれはないだろ、長門。 というか俺はまだいいが…『キョンの妹』で登録されてるあいつって… あいつのアイデンティティは俺の妹ってことだけなのか? それに俺の妹なんてことが分かったら…余計な危害がいくかもしれないってのに。 …今の俺にとってはそのほうが都合はいいかもしれないがな。 そんなとりとめのないことを考えながら歩いていると ようやく目的の建物が視界に入ってきた。 「あれが…レストランか」 J-5に位置するレストラン。 さっき戦った場所から一番手近で安全そうな施設だ。 ガイバーショウ達から奪った荷物の中身を確認し整理したはいいが 肝心の俺... -
俺達はとんでもない思い違いをしていたのかもしれない
俺達はとんでもない思い違いをしていたのかもしれない ◆5xPP7aGpCE 一人と二匹は森の中に居た。 いや、正しくは隠れていると言った方が適当かもしれない。 戦闘の末、荷物を全て失って怪我で満足に動けない状態ともなれば仕方のない事だろう。 しかし当人にとってはそれはとても耐えられる事では無かった。 「くっ、やっぱりいつもより治るのが遅い…、しかし何時までもこうしていられない」 「晶、まだ動いたらあかんっ!せめて後少し休んだれや!」 怪我を押し無理に出発しようとする晶をスエゾーが慌てて押し留めた。 小柄な小トトロも心配そうに晶の足元に縋り付き同じく出発に反対する。 実際晶の状態はとても万全とは言い難い。 特に背中は文字通り黒焦げだ、完全に炭化しておりボロボロと欠片が崩れ落ちる。 再生が進みつつもその痛みは耐え難い。 己の最強武... -
勝者と敗者
勝者と敗者 ◆5xPP7aGpCE このままだとキョン君は殺される! 長門は黙って見てるだけだ、『絶体絶命の獲物にとどめの一撃が迫ってる』なんてプラカードを掲げている。 すると彼がこちらを見た、助けを求めているのがそれだけで解る。 あたしは放ってはおけなかった、さっき言われた事はもう気にしてなんかない。 彼はきっと弱い人なんだ、あんな考えを持ってしまうのは仕方ないかもしれない。 ダメージは酷いけどまだ動ける、ウォーズマンさんとリングに飛び込もうとしたその時だった。 無い筈の存在に遮られて足が止まる、突如出現した金網がリングとあたし達を隔てていた。 これは長門の仕業!? 一瞬でリングが隙間無く金網で覆われた、まるで鳥かごだ。これじゃ助けに行けない! ―――なら振動破砕で、と構えたあたしの背後にいきなり声が掛けられた、 ... -
アスカ、襲来
アスカ、襲来 ◆YsjGn8smIk 「う、宇宙人?」 なのはは顔をひきつらせ、絶句する。 小砂はハンバーガーにかぶりつきながら軽く返した。 「そです」 「宇宙人って、その……宇宙からやって来た他の星の人ってことなのかな?」 恐る恐るといった感じで、なのはが確認するように聞いてくる。 当然といえば当然な反応に小砂は面白くなって茶目っ気たっぷりに聞き返してみた。 「あ、やっぱ信じられません? うちゅー人はないですよねー、うちゅー人は」 「ううん、小砂ちゃんの言う事だし……信じる。けど、宇宙人かあ」 そう言ってため息をつくと、なのはは静かにビスケットを一口頬張る。 小砂はなのはがようやく食べ物に手をつけた事に安堵しながら言葉を続ける。 「いや本当なんですってば。そんでそいつ、口から怪光線なんかも吐くんですよ」 「か、怪光線って... -
悪魔と戦闘機人と学生と(後編)
悪魔と戦闘機人と学生と(後編) ◆5xPP7aGpCE 「よかろう、お前達を今殺しはしない」 「本当ですか!?どうやら僕達は合格したみたいです」 「やったな古泉!」 下された判決は死の免状。 緊張が解けて脱力する古泉をノーヴェが支えた。 「まだ話は終わってないぞ古泉!どうやら貴様は頭が回る、だから教えるのだ。この悪魔将軍が調べた事貴様ならどう分析する?」 そして今度は悪魔将軍が語る。 自らの分析、廃屋を簡単に調べた限りでは何も発見できなかった事、山小屋とゴルフ場は詳しく調べては無いが人の気配が無かった事。 何か見せたい物があると仮定したE-10ではなくE-09に存在した大掛かりな仕掛けの事を。 「特設リング、そんなものが…」 古泉はさすがに驚きを隠せなかった。 島に隠された仕掛けも驚いたがそれ以上に悪魔将軍の分析と知力に驚かされた。... -
僕はここにいる、今を生きていく
僕はここにいる、今を生きていく ◆Vj6e1anjAc 吹き抜ける一陣の清涼な風が、さらさらと音を立てて髪を撫でる。 足元に広がる草原が、さわさわと波の音を立てて揺れた。 どこまでも広がる大空と、どこまでも広がる大平原。 頭上の蒼穹を見上げていれば、途方もないほどの広さと深さに、そのまま吸い込まれてしまいそうで。 眼下の新緑を見下ろしていれば、追いつけそうもない地平線を、ずっと追いかけていってしまいそうで。 そんな永遠に広がり続けるような、青と緑の世界の中で、私だけがぽつんと立っていた。 悠久無限の中心で、バリアジャケットをはためかせる私だけが、1人静かに佇んでいた。 ――シューティングアーツの練習、スバルもちゃんとやればいいのに。 静寂の中に響き渡る、1つの声。 聞き覚えのあるそれの方を向けば、自分の半分くらいの年... -
本当の敵
本当の敵 ◆5xPP7aGpCE ―――くだらぬ 人外のナーガにとってルールで自らを縛った戦いなど愚かでしかない。 その彼がリングに上ったのは―――誇りの為。 ”戦うなら正々堂々リングで決着をつけてやる!” 挑まれた勝負は拒まぬ、相手がくだらぬ縛りを望むならあえて乗る。 その愚かな拘りを真正面から打ち砕く。 対峙するウォーズマンを甘く見た訳ではない、一目見て相当な実力者と解した。 状況が解らぬ訳でもない、自身に嵌められた制限の枷と体力の消耗で今尚身体が重い。 だが――― ”気に入らぬ” ナーガは誇りを持ってムーに仕え、悪の道を生きてきた。 リングに執着するこの男は殺す、その場所はリングこそが相応しい。 もう一人の死に損ないは手駒に任せる。 元よりさほど期待はせぬ、期待に応えられぬ時は打ち捨... -
『嗚呼、素晴らしき人生哉!』
『嗚呼、素晴らしき人生哉!』 ◆5xPP7aGpCE それは突然だった、レイジングハートの警告も無かった。 コテージを何軒も潰してやっと蛇を追い詰めたと思った、追撃していたあたしの身体が急激に縮んだ。 髪に挿していたレイジングハートが落ちる、左手で拘束していたあなたが飛び降りる。 既に半分の大きさになっていた盾も手を離れてバラバラになる。 飛んでゆくレイジングハートの声が遠くなる。 その一瞬の虚を付かれる。 あの紫のビームがあたしを襲う。 とっさに身体を捻った、背中に激痛が走る。 追い詰めていた筈の蛇があたしを見ている、その顔は不気味に笑っていた。 そして巨大な胴体であたしは薙ぎ払われた。 ダンプに跳ね飛ばされたような衝撃を受けて全身のフレームが軋む。 『一時間から二時間で元に戻る』 なのに何故二十分も経っ... -
Scars of the War(前編)
Scars of the War(前編) ◆igHRJuEN0s ――C-3の中学校校舎一階にある保健室。 そこにはまだ年端もない少年と少女の二人がいた。 どうやらこの二人は口論をしているようであり、保健室は険悪な空気である。 「……そんなこと、信じられるわけないだろ」 「私だって、信じられないよ……」 少年・佐倉ゲンキが、少女・『 』(名簿上はキョンの妹)相手に眉間にシワを寄せる。 対する少女・キョンの妹は俯きながらも言葉を返す。 「で、でも、掲示板に書かれてたことが本当ならゼロスさんは……」 「それ自体が嘘かもしれないじゃないか!」 ゲンキの反応はキョンの妹の述べた事の否定だった。 しかし、そんなゲンキにキョンの妹の着ているスクール水着もといパワードスーツに搭載された人口知能・ナビたちが畳みかけるように主張する。 『ゲン... -
復讐者と空気少女ノーヴェと導く悪魔
復讐者と空気少女ノーヴェと導く悪魔 ◆5xPP7aGpCE 将軍は無言のまま俺が手を伸ばせば届く距離までに迫ってようやく立ち止まる。 何故これ程迄に近づく必要があるのか? ここにきて俺の中に再び警戒心が沸き起こった。 「お前は人間の姿と今の姿に自由に変われると言ったな? ならば今ここで見せてみろ」 なんだと! お前の前で獣化を解き無防備な姿を曝せというのか! しかもこの距離、奴にその気が有れば再び獣化する事は絶対に許されない、俺は一瞬で屠られるだろう。 「……理由を言え、いきなり言われてはいそうですかと従えるか」 俺の口調は自然と厳しいものに変わる。 そのような猛獣の口に頭を突っ込むような真似は到底出来る訳がない。 「首輪だ、肉体の変化時に首輪がどのような挙動をするのか? 私には非常に興味が惹かれる問題だ」 ... -
嗚呼、素晴らしき人生哉!
嗚呼、素晴らしき人生哉! ◆5xPP7aGpCE それは突然だった、レイジングハートの警告も無かった。 コテージを何軒も潰してやっと蛇を追い詰めたと思った、追撃していたあたしの身体が急激に縮んだ。 髪に挿していたレイジングハートが落ちる、左手で拘束していたあなたが飛び降りる。 既に半分の大きさになっていた盾も手を離れてバラバラになる。 飛んでゆくレイジングハートの声が遠くなる。 その一瞬の虚を付かれる。 あの紫のビームがあたしを襲う。 とっさに身体を捻った、背中に激痛が走る。 追い詰めていた筈の蛇があたしを見ている、その顔は不気味に笑っていた。 そして巨大な胴体であたしは薙ぎ払われた。 ダンプに跳ね飛ばされたような衝撃を受けて全身のフレームが軋む。 『一時間から二時間で元に戻る』 なのに何故二十分も経ってい... -
Girl who does lesson
Girl who does lesson ◆5xPP7aGpCE | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| | 久しぶり!,| |_____| .∧ | ∧ ,i |_,! i、 i .。 |_ 。, `i i -ー、―-、 | i ,/"^ヘ^i i i i | | i ヽ_,._,/ , ゙ー---― やあみんな。こうやって姿を見せるのも暫くぶりだね。 僕は実況中トトロ! 特設リングで行われる熱い戦いを伝える謎の使者さ。 僕にとって二度目の晴れ舞台となるのは湖から突き出すダイナミックな水上リング! いや、なるはずだったというのが正確かな。 というのは今行われているのは本チャンの試合じゃ... -
Scars of the War(後編)
Scars of the War(後編) ◆igHRJuEN0s --- 実は、他の誰もが知らない裏で、ゲンキと少女の二人だけの間でやり取りが行われていた。 それを説明するには、少女の視点から、時間を遡る事になる。 --- 「もう刺しちゃおっかしら」 「ダメぇーッ!!」 「じゃあ、さっさとヴィヴィオを渡しなさいよ!」 (誰か助けて! 死にたくない!!) アスカに拘束されナイフを首に突き付けられた私は、隣合わせの死に絶望していた。 顔にある真新しい切り傷の痛みが、さらに私をパニックにさせる。 表情は涙と恐怖感でぐちゃぐちゃだったハズ。 そんな中で、私はただひたすら助けを求めていた。 ……だけど、そこで私を見つめている人がいることに気づいた。 ――それがゲンキ君だった。 助けを求めるように私は彼と視線を合わせる。... -
揺るぎない力と意志貫くように(前編)
揺るぎない力と意志貫くように(前編) ◆9L.gxDzakI 微かに肌に感じた熱は、あの日の記憶の残滓だったか。 瞳の奥で燃え盛る光は、あの日に我が身を蝕んだ炎か。 行く手を遮る森の木々が、いつから減少したかなど分からない。 全速力で走っていた身体が、いつから減速したかも分からない。 時間の感覚は当の昔に、ごっそりと身体から喪失していた。 身体が動かない。 四肢に力が入らない。思うように動かせない。 ここに至るまでに随分と、血を流しすぎてしまったらしい。 いつしか私の両足は、走ることをやめていた。 ただ霞のようにぼやけた視界を、ふらふらと不様に歩くだけ。 ぶらぶらと力なく揺れる両腕は、肘から先の神経が断ち切られたようだ。 ぐにゃりぐにゃりと歪む風景を、ぐにゃりぐにゃりと歪みながら、牛歩のごとき速... -
燃え上がれ! 闘志は胸を焦がしてる
燃え上がれ! 闘志は胸を焦がしてる ◆NIKUcB1AGw 観客で埋め尽くされた競技場。その中心に、リングが設置されていた。 リングの中で、二人の青年がぶつかり合う。 一人は「最強の遺伝子を継ぐ男」。もう一人は「鉄面の鬼公子」。 「さあ、超人オリンピック決勝戦もいよいよ大詰め! 日本代表・キン肉万太郎がイギリス代表・ケビンマスクを追いつめております! 万太郎、このまま勝負を決めるか! それとも、ケビンが鮮やかな逆転劇を見せるのかー!!」 実況を背に受けながら、万太郎は打撃のラッシュをケビンに浴びせる。 強固な鎧に身を包んだケビンだが、万太郎のラッシュは確実に彼の体力を削り取っていた。 「おりゃあっ!!」 気合いの叫びと共に放った万太郎の回し蹴りが、ケビンの側頭部にクリーンヒット。 ケビンはそのまま倒れ込み、キャンバスに膝をつく。 (... -
空気少女ノーヴェと導く悪魔
空気少女ノーヴェと導く悪魔 ◆5xPP7aGpCE 将軍は無言のまま俺が手を伸ばせば届く距離までに迫ってようやく立ち止まる。 何故これ程迄に近づく必要があるのか? ここにきて俺の中に再び警戒心が沸き起こった。 「お前は人間の姿と今の姿に自由に変われると言ったな? ならば今ここで見せてみろ」 なんだと! お前の前で獣化を解き無防備な姿を曝せというのか! しかもこの距離、奴にその気が有れば再び獣化する事は絶対に許されない、俺は一瞬で屠られるだろう。 「……理由を言え、いきなり言われてはいそうですかと従えるか」 俺の口調は自然と厳しいものに変わる。 そのような猛獣の口に頭を突っ込むような真似は到底出来る訳がない。 「首輪だ、肉体の変化時に首輪がどのような挙動をするのか? 私には非常に興味が惹かれる問題だ」 コツコツ... -
痛快娯楽復讐劇(前編)
痛快娯楽復讐劇(前編) ◆igHRJuEN0s 「どこだ、アプトム……!!」 ボロボロの羽で空を駆ける異形の復讐者・ゼクトールは、復讐すべき対象・アプトムの名前を、ありったけの憎しみをこめて呟く。 彼は先程まで、仲間の仇であるアプトムを見つけ、己の手で殺す事ができるハズだった。 だがそれは叶わず、黄色いガイバー(消失したハズのガイバーⅡ?)により阻まれ、右腕を失い、アプトムを取り逃がすハメになった。 黄色いガイバーの戦闘力は並外れていた。 下手をすればガイバーⅠやガイバーⅢと同じかそれ以上に……おそらく今の自分では勝つ事は難しい。 それをわかっていたゼクトールは、少なくとも今は死ぬ気はなかった。 自身が死ぬより先にアプトムを殺すために、死を伴うリスクを背負う事は、今はまだしたくないのである。 それ故にガイバーとの戦闘は、可能な限り回避したかった。 ……だ... - @wiki全体から「カッコつけた言葉じゃない強さを見せてくれ」で調べる