kskアニメバトルロワイアル内検索 / 「我が銃よ、俺の決意を示せ」で検索した結果
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我が銃よ、俺の決意を示せ
我が銃よ、俺の決意を示せ ◆5xPP7aGpCE 『スバル、魔力反応は消失しました』 不測の事態も予想していた、だから即座に動けるようにも備えていた、 レイジングハートの声を聞きながらあたしは自分が何をすべきかを決めた。 「ここを出るよレイジングハート!」 電話を掛けて罠に気付いていると警告する、それは果たせたと思う。 予想通りあなたは嘘を吐いていた。 あの言葉が本当なら助けを求めないはずは無い、あんな焦った声を出すはずが無い。 そしてあなたは動いた。 直後に魔力を検知、カーテン越しでも認識できる程の光が見えた。 もう反応は消えたとレイジングハートは言ったけど、集音機からは慌しい足音が聞こえてくる。 『賛成です、こちらの居場所を探知された可能性が有ります』 希望的観測はしない、気付かれていないなんて思い込... -
『我が銃よ、俺の決意を示せ』
『我が銃よ、俺の決意を示せ』 ◆5xPP7aGpCE 『スバル、魔力反応は消失しました』 不測の事態も予想していた、だから即座に動けるようにも備えていた、 レイジングハートの声を聞きながらあたしは自分が何をすべきかを決めた。 「ここを出るよレイジングハート!」 電話を掛けて罠に気付いていると警告する、それは果たせたと思う。 予想通りあなたは嘘を吐いていた。 あの言葉が本当なら助けを求めないはずは無い、あんな焦った声を出すはずが無い。 そしてあなたは動いた。 直後に魔力を検知、カーテン越しでも認識できる程の光が見えた。 もう反応は消えたとレイジングハートは言ったけど、集音機からは慌しい足音が聞こえてくる。 『賛成です、こちらの居場所を探知された可能性が有ります』 希望的観測はしない、気付かれていないなんて思... -
ナーガ
...ていた。 141 『我が銃よ、俺の決意を示せ』 レイジングハート・エクセリオン 敵対 141 『我が銃よ、俺の決意を示せ』 ウォーズマン 敵対 ウォーズマン リングの上で殺したい 166 Fate/Zero(後編) リインフォースⅡ 敵対 ウォーズマンと一緒にいた妖精 166 Fate/Zero(後編) 最終状態表 一日目夕方、【I-4】森のリングにて主催者に逆らった制裁として、強化されたキョンに殺される。 円盤石と首輪はスバルが所持。 踏破地域 【D-3】遊園地付近→【D-2】遊園地→【F-2】遊園地付近→【H-2】別荘・コテージ群入口→川・川岸→【G-2】川・水中→【I-3】コテージ内部→コテージ付近→【H-3】別荘→【I-3】コテージ付近→街道→【I-4】森のリング 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 A■■■■■■■■■... -
『嗚呼、素晴らしき人生哉!』
...読む Back 『我が銃よ、俺の決意を示せ』 Next [[]] 投下順で読む Back 『我が銃よ、俺の決意を示せ』 Next あたしが此処にいる理由 『我が銃よ、俺の決意を示せ』 ナーガ [[]] キョン スバル・ナカジマ あたしが此処にいる理由 -
嗚呼、素晴らしき人生哉!
...で読む Back 我が銃よ、俺の決意を示せ Next 巨人と、小人 投下順で読む Back 我が銃よ、俺の決意を示せ Next あたしが此処にいる理由 我が銃よ、俺の決意を示せ ナーガ Fate/Zero(前編) キョン スバル・ナカジマ あたしが此処にいる理由 -
◆5xPP7aGpCE
... 逃れられぬ蛇の視線我が銃よ、俺の決意を示せ嗚呼、素晴らしき人生哉! キョン、スバル・ナカジマ、ナーガ 155 Girl who does lessonIt s a show time 悪魔将軍、ノーヴェ、古泉一樹、キン肉万太郎、ジ・オメガマン、中トトロ 157 学校を出よう! キョンの妹、ヴィヴィオ、朝倉涼子 159 saturated with fear キン肉スグル、ゼロス、水野灌太(砂ぼうず)、碇シンジ 162 Spider that entered museum砂の器 深町晶、スエゾー、雨蜘蛛 163 Nord Stream Pipeline -on stream-Nord Stream Pipeline -blow out-Nord Stream Pipeline -Disaster- 高町なのは、冬月コウゾウ、ケロロ軍曹、ネオ・ゼクトールラドック=ランザード(ズーマ)ア... -
【モンスターファーム~円盤石の秘密~】
... 逃れられぬ蛇の視線我が銃よ、俺の決意を示せ嗚呼、素晴らしき人生哉! ◆5xPP7aGpCE 166 Fate/Zero(前編)(後編) ◆h6KpN01cDg 169 本当の敵勝者と敗者 ◆5xPP7aGpCE -
第3回ksk人気投票
...られぬ蛇の視線 / 我が銃よ、俺の決意を示せ / 嗚呼、素晴らしき人生哉! 9位 152話 10個の異世界 / 炎の記録(前編)(後編) 9位 159話 saturated with fear 8位 174話 魔族は嘘をつきません 5位 144話 不屈の心は… 5位 151話 Scars of the war(前編)(中編)(後編)(終結) 5位 172話 レフェリー不在のファイヤー・デスマッチ 4位 175話 笑って、笑って、君の笑顔が――― 3位 163話 22P 本当の敵 / 勝者と敗者 2位 169話 25P Nord stream Pipeline -on stream- / Nord stream Pipeline -blow out- / Nor... -
【101~150】
... 逃れられぬ蛇の視線我が銃よ、俺の決意を示せ嗚呼、素晴らしき人生哉! ◆5xPP7aGpCE キョン、スバル・ナカジマ、ナーガ 142 あたしが此処にいる理由 ◆Fe3NifTDyM スバル・ナカジマ 143 心と口と行いと生きざまもて(前編)(後編) ◆S828SR0enc 惣流・アスカ・ラングレー、小泉太湖(小砂)、アプトム、ネオ・ゼクトール、長門有希 144 不屈の心は… ◆Fe3NifTDyM 高町なのは、ケロロ軍曹、ラドック=ランザード(ズーマ) 145 叫び返せHUSTLE MUSCLE ◆NIKUcB1AGw 古泉一樹、キン肉万太郎、ジ・オメガマン 146 歪め↓スペクタクル阿修羅姫 ◆h6KpN01cDg 古泉一樹、キン肉万太郎 147 砂漠妖怪カンタ Sand Destiny ◆igHRJuEN0s 水野灌太(砂ぼうず)、碇シンジ 148 誰がために ◆mk2mfh... -
『逃れられぬ蛇の視線』
...への進撃 Next 我が銃よ、俺の決意を示せ 投下順で読む Back 舞い降りたWho are you? Next 我が銃よ、俺の決意を示せ やろう、ぶっころしてやる! ナーガ 我が銃よ、俺の決意を示せ Devil May Cry~Z.G.Kyonは悪魔なのか?~ キョン 混迷への進撃 スバル・ナカジマ -
逃れられぬ蛇の視線
...への進撃 Next 我が銃よ、俺の決意を示せ 投下順で読む Back 舞い降りたWho are you? Next 我が銃よ、俺の決意を示せ やろう、ぶっころしてやる! ナーガ 我が銃よ、俺の決意を示せ Devil May Cry~Z.G.Kyonは悪魔なのか?~ キョン 混迷への進撃 スバル・ナカジマ -
スバル・ナカジマ
...にしない 141 『我が銃よ、俺の決意を示せ』 ウォーズマン 仲間 ウォーズマンさん 瓦礫から助けてくれた。共にキョン達と戦う。 166 Fate/Zero(後編) リインフォースⅡ 上司 空曹長 ウォーズマンに支給されたらしい。共に行く。 166 Fate/Zero(後編) 最終状態表 【G-5 森/一日目・放送直前】 【スバル・ナカジマ@魔法少女リリカルなのはStrikerS】 【状態】全身にダメージ(大)、疲労(大)、魔力消費(大) 【装備】メリケンサック@キン肉マン、レイジングハート・エクセリオン(中ダメージ・修復中)@魔法少女リリカルなのはStrikerS 【持ち物】支給品一式×2、 砂漠アイテムセットA(砂漠マント)@砂ぼうず、ガルルの遺文、スリングショットの弾×6、 ナーガの円盤石、ナーガの首輪、SDカード@現実、カー... -
【魔法少女リリカルなのはStrikerS】
... 逃れられぬ蛇の視線我が銃よ、俺の決意を示せ嗚呼、素晴らしき人生哉! ◆5xPP7aGpCE 142 あたしが此処にいる理由 ◆Fe3NifTDyM 166 Fate/Zero(前編)(後編) ◆h6KpN01cDg 169 本当の敵勝者と敗者 ◆5xPP7aGpCE 171 勝利か? 土下座か?(前編)(中編)(後編) ◆O4LqeZ6.Qs 178 囚われ人は嘘をつくまずは相手を知る事から始めましょう ◆5xPP7aGpCE 185 なるか脱出!? 神社の罠(前編)(後編) ◆YsjGn8smIk 190 揺るぎない力と意志貫くように(前編)(後編) ◆9L.gxDzakI 199 統ばるーただ一人を助けるその為に祝福の風 I reinforce you with my power.ピエロのミセリコルディア ◆MADuPlCzP6 210 寸善尺魔~善と悪の狭間、あるいは慮外にて... -
【涼宮ハルヒの憂鬱】
... 逃れられぬ蛇の視線我が銃よ、俺の決意を示せ嗚呼、素晴らしき人生哉! ◆5xPP7aGpCE 166 Fate/Zero(前編)(後編) ◆h6KpN01cDg 169 本当の敵勝者と敗者 ◆5xPP7aGpCE 171 勝利か? 土下座か?(前編)(中編)(後編) ◆O4LqeZ6.Qs 178 囚われ人は嘘をつくまずは相手を知る事から始めましょう ◆5xPP7aGpCE 185 なるか脱出!? 神社の罠(前編)(後編) ◆YsjGn8smIk 188 耐えきれる痛みなどありはしない ◆0O6axtEvXI 190 揺るぎない力と意志貫くように(前編) ◆9L.gxDzakI 199 ピエロのミセリコルディア ◆MADuPlCzP6 202 鎧袖一触~鎧の端の心に触れろ~ ◆2XEqsKa.CM 208 どうしてこうなった ◆h6KpN01cDg 214 魑魅魍魎~草の根分けるは鬼... -
第三回放送までの本編SS
... 逃れられぬ蛇の視線我が銃よ、俺の決意を示せ嗚呼、素晴らしき人生哉! ◆5xPP7aGpCE キョン、スバル・ナカジマ、ナーガ 158 巨人と、小人 ◆EFl5CDAPlM タママ二等兵、ウォーズマン、リヒャルト・ギュオー 143 心と口と行いと生きざまもて(前編)(後編) ◆S828SR0enc 惣流・アスカ・ラングレー、小泉太湖(小砂)、アプトム、ネオ・ゼクトール、長門有希 145 叫び返せHUSTLE MUSCLE ◆NIKUcB1AGw 古泉一樹、キン肉万太郎、ジ・オメガマン 148 誰がために ◆mk2mfhdVi2 高町なのは、ケロロ軍曹、ネオ・ゼクトール、草壁タツオ 152 10個の異世界炎の記録(前編)(後編) ◆O4LqeZ6.Qs 深町晶、スエゾー、ドロロ兵長、リナ=インバース 【夕方】 NO. タイトル 作者 登場人物 153 情報を制する者はゲームを... -
殺戮を大いに行う涼宮ハルヒのための団
殺戮を大いに行う涼宮ハルヒのための団 ◆NIKUcB1AGw 「午前7 00から F-02 午前9 00から E-10 午前11 00から E-03 」 古泉一樹は、放送を聞きながらメモ用紙にペンを走らせる。 自分の近辺が禁止エリアに指定されなかったことに、彼はわずかな安堵を感じていた。 しかし、まだ気を緩めるわけにはいかない。死者の発表という重大事項が残っているのだから。 古泉は、仲間の名が呼ばれないことを心から祈る。だがその思いは、あっけなく打ち砕かれた。 「涼宮ハルヒ」 その名前が呼ばれたとたん、古泉は思わず手にしたペンを取り落としていた。 (涼宮ハルヒが……死んだ……?) あまりにも早く、あまりにもあっけなく告げられた、守るべき人間の死。 それは古泉の明晰な頭脳を、混乱の極致に追い込む。 考えなけ... -
God Knows……
God Knows…… ◆h6KpN01cDg ……悩んでいてもどうしようもない。 俺が出した結論はそれだった。 明るくなり始めた空をぼおっと見つめる。……何がある訳じゃない、何もないからそんなことをしていたんだ。 ―――俺は、確かに中途半端だ。 『教えてやろう、『悪』気取りの青二才よ。 貴様に足りなかったのは悪としての覚悟、年季、実力。――そして―――『格』だ』 あのオッサンに言われた言葉が頭に蘇る。 分かっていたんだ。……そもそも、本当に血も涙もない殺人鬼になるためには、仲間だけを助けたいなんてムシのいい考えを捨てなけりゃいけないはずだ。 それができていない時点で……強いとか弱いとかじゃなく……俺は何にもなれない。 極悪人にもなれず、……人を殺した以上善人にも戻れず。 はあ、考えるだけで嫌になってきた。……考えたくない。 一歩踏みだす。…... -
決意! 駆けろガイバーⅠ
決意! 駆けろガイバーⅠ ◆2XEqsKa.CM 深町晶は殖装人間である。 何の因果か運命か、彼は強殖生物に取り込まれて秘密結社・クロノスと戦う運命を背負わされてしまった。 無意識下とはいえ父をその手で殺し、クロノスが差し向ける数多の獣化兵の血でその手を汚し、なお戦い続ける。 護るべき者たちのために。 没した仲間達から受け継いだ意志と、その身に確かに持つ力を揮って。 ――――深町晶は、ガイバーⅠである。 「ここは……どこだ?」 目を開けた晶に、潮の臭いがドッと殺到する。 そこは、広大な海が見渡せる絶壁の上だった。 晶は一息ついて、現状の把握を開始した。 「俺は……瑞紀の声に呼ばれて……」 周囲を見回し、"蛹"がない事を確認する。 先ほどゲーム開始の宣告を聞いた時も、自分の身を包んで... -
倦怠ライフ・リターンズ
倦怠ライフ・リターンズ ◆h6KpN01cDg 「っはあ……はあ……はあ……」 ここはどこなのか?俺にもよく分からない。 建物が近くにあるのは分かるが、今の俺にはそれが何なのか判別している気力はなかった。 俺は、何をしたんだったか? 頭がぼんやりする。何も考えられない。 何だよ、俺は。 俺はハルヒに何と言っていた? 『俺の日常を壊すな』、ああ、そうかな。 ……は、俺はハルヒを馬鹿に出来ないじゃないか。 今の日常を壊したのは、俺。 最近の『日常』の中心を―――殺めたのは、俺か。 「……は、はは、っは……」 今も平然と怪我もしないところに座っているであろう長門を思い浮かべる。 ……おいおい、どういうことだよ。長門よ。 ハルヒは……お前の観察対象なんじゃないのか? だったらハルヒを助けてやらなきゃまずいんじゃないのか。... -
鎧袖一触~鎧の端の心に触れろ~
鎧袖一触~鎧の端の心に触れろ~ ◆2XEqsKa.CM さわわっと、夜風が草根を分けそよぐ。 草原に群ぐ雑草たちが、陽光の名残を惜しんでさんざめき。 明日の我が身を鑑みることもなく、ただただ光を求めて揺れる刹那草。 この殺人ゲームを模すかのように、今を生き足掻いていて美しい。 そんな草叢を掻き分け、夜闇に熔けて強殖装甲が駆ける。 草原を、抜ける。次なるフィールドは水辺。強化された脚力で泥底を踏みしめたその瞬間。 異形が、割れる。甲殻を思わせる鎧が弾けるように外れ、"中身"が露出していく。 泥と藻に足を取られ、"中身"は転倒した。押し寄せる水に、全身が翻弄される。 熱を、寒気を、怖気を、良識を、後悔を、内外あらゆる障害物を排除し、装着者を守ってきた鎧が、今はもうない。 そうして"中身"は無防備だった。肉体はも... -
どうしてこうなった
どうしてこうなった ◆h6KpN01cDg どのくらいの時間だっただろうか。 俺はひたすら、ライガーとやらの背中で揺られ続けていた。 速度は間違いなく人間より早いのだが―――少しずつ慣れてしまったのは、俺の感覚がおかしくなっているからか。 途中禁止エリアがあることは知っていたから、もしかしてそこに突っ込まれるのだろうかと思ったが、そんなことはなかった。奴はあの獣の命令を律儀に守り、禁止エリアを左に迂回し、進んで行った。 ……一瞬躊躇したように見えたのは、あれか、やっぱり内心俺を殺したかったのか。はははは。そりゃあそうだろうな。 しばらくどこかをうろうろしていたようだったが、正直どこだったのか分からない。 とりあえず参加者らしき奴とは一人も会わなかったから、あの獣の約束は果たすつもりなのだろう。俺のことが嫌いなのによくやるぜ。 ……あのデバイスに言われ... -
諸行無常~もしも願い一つだけ叶うなら~
諸行無常~もしも願い一つだけ叶うなら~ ◆2XEqsKa.CM 車体が揺れる。操縦者は浮かない顔で車窓から夜の街を眺めていた。 水野灌太の瞳に映る街には、明かりがなかった。火の手も街灯も、視界から消えて久しい。 固いシートに背を預け、対向車も交通ルールもない道を走破していく彼の心は沈んでいた。 一時間足らずの探索による疲労は、想定していたほどではなかった。 時計回りに三つの施設を訪れ、有用な物を探すだけの簡単な仕事。 その作業に疲労がついてこないのは、成果がそれほどでもなかったから。 「……無駄足だったかもな」 助手席に積んだ戦利品を見遣って、砂ぼうずは愚痴った。 ◇ 最初に訪れた小学校には、PCがなかった。 いや、正確にいうならば、設置型の、kskコンテンツを使用できるPCがなかったのだ。 職員室に秘蔵されていたノートパソコンを発見... -
道化は踊り蜘蛛は笑う
道化は踊り蜘蛛は笑う ◆321goTfE72 鬱蒼とした、ロクな思い出がない森をどうにか抜け出て なぜか殺し合いの名簿にすら『キョン』という名で記載されていた俺は南下した。 今更だがこれはないだろ、長門。 というか俺はまだいいが…『キョンの妹』で登録されてるあいつって… あいつのアイデンティティは俺の妹ってことだけなのか? それに俺の妹なんてことが分かったら…余計な危害がいくかもしれないってのに。 …今の俺にとってはそのほうが都合はいいかもしれないがな。 そんなとりとめのないことを考えながら歩いていると ようやく目的の建物が視界に入ってきた。 「あれが…レストランか」 J-5に位置するレストラン。 さっき戦った場所から一番手近で安全そうな施設だ。 ガイバーショウ達から奪った荷物の中身を確認し整理したはいいが 肝心の俺... -
黒は一人でたくさんだ!(前編)
黒は一人でたくさんだ!(前編) ◆2XEqsKa.CM 森々と立ち並ぶ常緑樹。 綽々と、悠然に陽光を吸い込み、風に枝葉を揺らしている。 そんな静かな森の端に、"それ"はあった。 "それ"は凄惨でありながら、しかしどこか滑稽な場景だった。 振り子のように、小さい足が後ろに揺れる。 限界まで振り絞られたその黒い足は、矢となって虚空を走る。 矢が飛ぶ先に、人間の腹があった。 蹴り。蹴りである。 その一連の動作を見ていれば、そうとしか呼べないだろう。 だが、その矢を受けた者にとってみれば、その影響は蹴りの範疇に入れるには大きすぎた。 力は然程込められていないが、掬うように体を足に乗せ、投げ飛ばす。 被害者……加持リョウジは、人間同士の格闘ではあり得ない程の距離を滑翔。 羽持たぬ加持は当然重力に捕まって放物線を描... -
Devil May Cry~Z.G.Kyonは悪魔なのか?~
Devil May Cry~Z.G.Kyonは悪魔なのか?~ ◆h6KpN01cDg ……何やってんだろうなあ、俺。 あの蛇野郎が東の方に向かっていくのを見送った後、俺は再びコテージの部屋に戻った。 そしてそのままベッドにダイブする。……本当に、装甲解除してからもふもふしたいんだがな。指はもうそろそろ治っただろうが、ついさっき深手を負ったばかりだ。 それにしても、どんなに全身痛くても、傷だらけでも、普通に動けてしまうこの身がうらめしい。普通なら、痛くて立つこともできないレベルだろうよ。 何てったって腹の辺りが思いっきり凹んでるんだからな。……はは、笑えねえなこりゃ。 「……はあ」 頭上を見上げる。天井は何のそっけもない無地。 ……今更何だという感じだが、それがSOS団部室の天井に少し似ているような気がした。 外は、静かだ。 部屋の中はひどいもんだが、少なくとも... -
新たなる戦いの予感
新たなる戦いの予感 ◆2XEqsKa.CM 「ク……ククク……遂に見つけたぞ……! 」 哄笑を上げる男が一人。 男は立ち並ぶロッカーの前で、一着のスーツを掲げている。 そこは『kskホテル』の一室。 燦然と騰がった陽の光も届かないその薄暗い部屋で、男は求心する物を得た。 男は全裸だった。 サングラスをかけていることを着衣とみなすのであれば、九割九分九厘裸だった。 「ホテルマンの正装……この高そうなスーツを着ていれば、他者との接触における第一印象は全裸とは比べ物にならん」 ロッカーを閉じ、いそいそとスーツを着込む。 お誂え向きなことに、下着や靴もそのロッカーにはストックされていた。 見る限り、ここは職員の更衣室……ロッカーが多数あることを考えれば、このスーツと同じ物がまだ沢山あると見える。 男は部屋の壁に掛けられた時計に... -
たとえ消えそうな、僅かな光だって
たとえ消えそうな、僅かな光だって◆w2G/OW/em6 暗い、暗い、森の中。 木々の隙間から零れる月明かりに照らされた、青年の姿があった。 いや……青年の姿を元にした異形の存在の姿があった。 銀の髪は、細い金属の糸。鈍色の肌は、堅固な鉱石。 端正な顔立ちは持つものの、紛れも無い、人ならざるモノの姿。 青年―――ゼルガディスは木の根元に腰掛け、デイパックの中身を漁る。 取り出したのは、腕時計。 僅かに眉を潜めるが、付属されていた説明書きにさらに眉根をよせる。 「騎士槍型アームドデバイス『ストラーダ』……?」 説明書きをさらに読むと、魔力によって槍へと姿を変える魔導師用の武器らしい……試しに、いくらか魔力を注いでみる。 一瞬の光と共に、腕時計は身の丈程もある槍へと変化していた。 「……ふん」 軽く振り、武器の感触を... -
正義超人と魔族の出会い。そして悲劇の終焉
正義超人と魔族の出会い。そして悲劇の終焉 ◆bD004imcx. 「ウオオオオオオオオオ!!! 」 森の中を、獣のように叫びながら走る影が一つ。 その影の名はウォーズマン。機械の体を持つ超人である。 少し前にさらわれた仲間を取り戻すため、彼は大地を奔走していた。 その速さは人並み以上。そしてその体は光を反射し、黒く光っている。 時折小さな枝や葉などが体に当たるが、彼をそれを気にせずただ走る。 地を蹴り、跳躍し、ただ前に、ただ前に進むのみ。 だが、彼の仲間をさらった相手の攻撃により、彼の目は焼かれていた。 走っている間に少しずつ回復してきているとはいえ、まだ完全ではなかった。 故に。 「オオオオオオオオオォゴアァッ!!?? 」 目の前に現れた太い枝に顔面を打ち、悶え苦しむという普段ならありえない行動。 いつもなら避ける事など造... -
体の中に入りし異物
俺は気ままな風来坊~っとくらぁ。 いやあ人を探して見たはいいが、なかなか見つかんねえな。 もしかして俺ボッチ? しばらく誰も会えないままの状態ってロワ的にまずいだろ。 EF氏を探すにしても手掛かりがねえとな…… お、何か発見。 あの黄色いフォルムは……スエゾーか? 確か書き手の奴らの中にスエゾーの姿の奴はいなかった気がするが…… MU氏はあれボッチの姿だったしな…… ……って、あれよく見りゃスエゾーじゃねえな。 スエゾーの姿したロボットか。クオリティたけぇなオイ。 つーかまともな人間に会えないなんて俺もしかして桃色アクセサリ? ん?スエゾーの中から何か出てきたな……ってありゃあゲリラ氏じゃねえか!! おーい!EF氏~~! 「………」 ん?聞こえてないのか?お~い?EF氏? 「Fe……」 ようやく気付いたか。って呼び捨てかよ... -
ネオ・ゼクトールの奇妙な遭遇
ネオ・ゼクトールの奇妙な遭遇 ◆mk2mfhdVi2 空中から森に降り注いだ閃光。 轟音とともに木々を消し飛ばすその光は、ガイバーに内蔵された最強の武装、メガスマッシャー。 ノーヴェがネオ・ゼクトールに放ったその一撃は、 制限下ですら大分離れた場所からも確認出来るほどに凄まじいものであり、 ハムと万太郎にシンジを託した後、森に向かって歩いていた一匹の獣にも、その光は見えていた。 「…………?」 ――戦闘があったのかもしれない。 トトロが本当にそう思ったのかは彼以外の誰にも判断できないが、 手を組んで、少しだけ考え込むそぶりをしてから、トトロは森に向かって走りだした。 ◆ 「くっ……流石にそろそろ休まないときついか……」 僅かに光が差し込む森の中。 俺は、周囲を警戒しながら満身創痍で森を歩い... -
第二回ksk人気投票
第二回ksk人気投票 ◆0O6axtEvXI 古泉「やっほー! みんなちゅうもーく! 只今より第二回k(一樹による)s(SS人気投票)k(結果発表)を行うよ☆」 ハルヒ「ごめん古泉君、流石にそれきっついわ……」 中トトロ『始まるよ!』 ゲロロ「まずは作品投票! 第五位からであります!」 タママ「五位は『っていうか、疑心暗鬼で呉越同舟?/のこされるもの』14pですぅ!」 冬月「生き残るため暗躍する加持君に、それを暴こうとするタママ君、二人の頭脳戦を評価してくれた人が多かった」 加持「頭脳、戦……?」 タママ「なんか文句あるですかぁ?」 加持「い、いや、何にも……つ、次行ってみようか!」 長門「次は四位」 朝倉「四位は『ハレ晴れフユカイ』15pね♪」 キン肉マン「自分よりも上の立場である主催に決して屈せず、反逆しようとする意... -
復讐者と空気少女ノーヴェと導く悪魔
復讐者と空気少女ノーヴェと導く悪魔 ◆5xPP7aGpCE 将軍は無言のまま俺が手を伸ばせば届く距離までに迫ってようやく立ち止まる。 何故これ程迄に近づく必要があるのか? ここにきて俺の中に再び警戒心が沸き起こった。 「お前は人間の姿と今の姿に自由に変われると言ったな? ならば今ここで見せてみろ」 なんだと! お前の前で獣化を解き無防備な姿を曝せというのか! しかもこの距離、奴にその気が有れば再び獣化する事は絶対に許されない、俺は一瞬で屠られるだろう。 「……理由を言え、いきなり言われてはいそうですかと従えるか」 俺の口調は自然と厳しいものに変わる。 そのような猛獣の口に頭を突っ込むような真似は到底出来る訳がない。 「首輪だ、肉体の変化時に首輪がどのような挙動をするのか? 私には非常に興味が惹かれる問題だ」 ... -
それが俺のジャスティス
それが俺のジャスティス ◆h6KpN01cDg 神社の中。 そこに、一人(?)のロボット超人の姿があった。 「……もうそろそろか……」 先ほどまでギュオーといた神社に一人戻ってきたウォーズマンは、時計に視線をやりそう呟いた。 時間は11時50分。あとわずかで放送が始まる。 思った以上に時間が経ってしまったのは、自らの無力さに途中で立ち止まったり歩いたり、を繰り返していたからだ。 いくら草壁メイが小さな子供でギュオーが普通の人間でなくても、死体を埋めるというのは2、3分で終わることではないだろう。 とりあえず放送を聞いてここでギュオーを待とう、彼はそう決めた。 戻ってきているか、と期待した朝倉涼子もいない。朝倉もおそらくは放送で草壁メイの死を知ることになるのだろう。 その時、あの少女はどんな思いを抱くのか。 ―――しかし、本当に任せてきても... -
キョン
キョン◆4etfPW5xU6 「っ……早速か」 古泉と別れ、とりあえずレストランの方へ向かっていた俺の耳に空気を震わす轟音が届く。二度も。 方角はどちらも東、俺の記憶力が古びたHDのように劣化していないのならば……位置的に考えて一つは博物館付近。 古泉の言った通り危険人物――それも強大な力を持った奴がいるらしい。 音と同時。足を止め微かに視線をやった先には光の奔流、レーザーみたいなものか? が上空から地面へと降り注いでいた。 あの光に俺の知ってるレーザーと同じような威力あると仮定するのなら、受けた相手は、最高に運が良かったとしても黒焦げ……普通に考えれば塵も残らず消失してる事だろう。 いや、結果なんかどうだって良い。どうせ皆殺すんだから、早いか遅いかの差があるだけ。 ……問題は、それを撃ったのは果たしてどっち、いや誰だって事だ。 ... -
空気少女ノーヴェと導く悪魔
空気少女ノーヴェと導く悪魔 ◆5xPP7aGpCE 将軍は無言のまま俺が手を伸ばせば届く距離までに迫ってようやく立ち止まる。 何故これ程迄に近づく必要があるのか? ここにきて俺の中に再び警戒心が沸き起こった。 「お前は人間の姿と今の姿に自由に変われると言ったな? ならば今ここで見せてみろ」 なんだと! お前の前で獣化を解き無防備な姿を曝せというのか! しかもこの距離、奴にその気が有れば再び獣化する事は絶対に許されない、俺は一瞬で屠られるだろう。 「……理由を言え、いきなり言われてはいそうですかと従えるか」 俺の口調は自然と厳しいものに変わる。 そのような猛獣の口に頭を突っ込むような真似は到底出来る訳がない。 「首輪だ、肉体の変化時に首輪がどのような挙動をするのか? 私には非常に興味が惹かれる問題だ」 コツコツ... -
目褪め/目醒め
目褪め/目醒め ◆4etfPW5xU6 友達。戦友。仲間。友人。親友。 各々表現は違えど、どれも“友”を示す言葉だ。 とある娯楽番組で司会者が語っていたが、人――特に多感な中高生の時期は必要以上に自分と仲間とそれ以外の区別をつけたがる傾向があるらしい。 区別と言われてみれば聞こえが悪いが、幸いにして多感らしい時期の高校生活を送っている自分に当て嵌めて考えてみよう。 登校の最中に谷口や国木田と遭遇し、一緒に学校へ向かう。 そしてそのまま教室へ向かい邪魔な荷物を机に置いて雑談タイム。 昼休みもまた、あいつらと馬鹿な会話をしながら昼食。 面倒な授業を終え放課後になれば――ハルヒと、SOS団のメンバーといつもの馬鹿騒ぎ。 平日だけでなく休日も、結局はいつものメンバーで集まっている。 軽く思い返してみるだけでも、こうして一つの“グ... -
復讐者と悪魔の出会い
復讐者と悪魔の出会い ◆5xPP7aGpCE 私は全ての悪魔超人を統べる者、人呼んでキングオブデビル、悪魔将軍。 正義超人どもを葬り去ろうとしていた矢先に、突如正体の解らぬ主催者二人が開催する殺し合いに招待されてしまった。 あえて名付ければハンデ付ミステリアスマッチと呼ぶぺきか、未知の相手と支給品、そして不自然な会場が用意されていた。 しかし私がその謎を一つ一つ暴いてやろう。 それにただ優勝を目指すのも面白くない、新人の発掘と育成も将としての務め。 早くも二人の候補者を見つけたが、一人は未だにご機嫌斜めらしい。 「いい加減機嫌を直したらどうだ、ノーヴェ」 「んだとっ! あんな残酷なもん見せられて平気でいられっかよ!」 外見は年頃の少女、しかし機械の肉体を持つ機械超人ノーヴェだ。 警察と敵対する毎日を送っていると言っていたが、... -
勝利か? 土下座か?(中編)
勝利か? 土下座か?(中編) ◆O4LqeZ6.Qs ……ん、どこだ、ここは? ……おい。もしかしてまたあれか。夢の中か。 冗談じゃない。またもう1人の俺とご対面か。 もう二度とあんな夢は御免だ。こりごりだ。早く起きないと―― 「……キョン。……キョン! 起きなさいよ、キョン!」 なんだ? ハルヒの声……か? そういやこんな状況が前にもあったな。夜寝てたらいきなりハルヒに起こされて、しかも場所は学校で…… 「いいかげんに、起きろーーーっ!!」 「うわっ! なんだ! 耳元ででかい声出すんじゃない!」 俺が目を覚ますと、そこは見慣れたSOS団の部室だった。 俺はいつもの席に座ってうたた寝でもしていたらしい。状況から見てたぶん放課後だろうか。 横を見るとハルヒが仁王立ちで腕を組み、目を吊り上げて俺を睨ん... -
K.S.K.~切れ者?セクハラ?危険人物?~
K.S.K.~切れ者?セクハラ?危険人物?~ ◆h6KpN01cDg 「……ちっく……しょう……あの野郎!よくもやりやがったなあ!」 川辺で一人の男が吠える。 その手に、二度と動かない女の体を抱えて。 遠くから彼の姿を見ているものがいれば、親しい女性の死に遭遇し、自らを責め敵に復讐を誓う戦士の姿に見えたかもしれない。 しかし―――彼が次に吐き出す言葉は、おおよそヒーローとは180度かけ離れたものだった。 「俺の姉妹丼を……!畜生、俺のセインとノーヴェとぐへへへへ、その後なのはさんとスバルも加えてうはうは大作戦が台無しじゃねえか!!」 己の欲望に一ミリたりとも反しない叫び。 「……ぜってえ殺す」 男の瞳には炎が宿っていた。 憎き仇を見るような、鋭い眼光。 「絶対絶対絶対絶対ぶっ殺してやる!あの蛇野郎がああああああ!」 そう全力で声を張り上げる。... -
やろう、ぶっころしてやる!
やろう、ぶっころしてやる! ◆U85ZpF.SRY 放送が終わってからそれなりに時間が経過したことだ。もうそろそろこのコテージを離れてもいいだろう。 流石はガイバーといったところだろうか、欠損した指もそれなりに再生してきていることだしな。 放送で呼ばれたのはまた五人だったか。次も五人だったら主催者の仕込みを疑う必要があったりするんじゃないだろうかね。 呼ばれたのはいずれも知らぬ名ばかり。草壁メイとかいうのは恐らくあのオッサンの娘だろうか。 娘をこんな場に呼ぶ時点で大概だが、それが死んでも微動だにしないのはやはり大ボスたる由縁ってとこか。 まあ俺に言われる筋合いはないかもしれないけどよ。 禁止エリアでは何故かあんまり意味の無い海が指定されてたのが気に成ったが……まあ今の所は考えたとこでどうなるとも思えなかった。 どうせくじ引きかコンピューターのラ... -
君が残した光
君が残した光 ◆0O6axtEvXI 白と青の制服を赤く染め、なのはは一人ホテルへ向けて足を進める。 だが、その足取りは重い。肉体的な疲労はある程度取れたとはいえ、やはりあんな悲惨な現場を見てしまっては精神的につらい。 自分を纏う血の臭い、それが男の、身長から考えるに恐らくは少年であろう死体の姿を思い出させる。 「ごめんなさい……」 もはや何度目になるか、謝罪の言葉を口にする。 その謝罪をするたびに、少年を救えなかった罪の意識が彼女を襲う。 どうすることもできなかった、それは理解している。しかしそんなことで自分を許すことはできなかった。 必ず加持や他の人たちを救う。それが彼への償いになるはずだ。 その心に決意を宿し、多少時間をかけながらも加持の待つホテルへと足を進め―― 『あー、あー、マイクテスト、マイクテスト』 「……!?」... -
I returned
I returned ◆5xPP7aGpCE 太陽が姿を隠し、世界は闇に支配される。 スカイブルーに輝いていた湖も表情を変え、まるで墨汁を蓄えたかのように黒く染まっていた。 ゲーゴゲゴゲコ 岸辺で無数の蛙が鳴いている。 人口を更に減らした島内でも小さな命は数多く存在していた。 彼らは島の出来事にも何ら関心も抱く事なく自由気ままに動いている。 その小さな音楽会が無粋な機械音によって邪魔される。 ぱしゃぱしゃと蛙達が慌しく散ってゆき、直後葦の茂みをかき分けて水面に小さな影が現れた。 ボートだ、二人乗り程度の小型艇がゆっくりと沖の方に進み出している。 船尾のモーターを操る影がある、生傷の癒えない超人が独りそこに座っている。 彼は、真っ直ぐに沖を見詰めていた。 その先で自分が成すべき事があると言いたげに。 やがてボ... -
Fate/Zero(前編)
Fate/Zero(前編)◆h6KpN01cDg 森の中を進む、二つの影があった。 二人―――否、それを人と呼ぶには、彼らはいささかふさわしくない。 一人は、蛇のような姿を持つ、残虐非道のワルモンの指導者。 一人は、『人間を捨てた』――-零号ガイバー。 名簿にはそれぞれナーガとキョンとして乗っている彼らは、南に進路を取っていた。 共に行動している彼らは、協力関係にあるのだろうか? 普通、殺し合いの場で並んで歩いていれば、そう思うのも無理はないだろう。 しかし、それはすぐに違うとしれる。なぜなら――― 「ナーガ様、いつまで俺が持てばいいのでしょうか ……?」 「わざわざ俺の口から言わせるつもりか?」 「……はい、そのとおりです。このキョンめは、ナーガ様のために働かせていただきます!」 ガイバーの姿をした青年が、ナーガと呼ばれた異形の男の... -
た行の死亡者名鑑
た行の死亡者名鑑 た行の死亡者名鑑 タママ二等兵【k:ケロロ小隊一の腹黒も s:真の「黒」には k:敵わなかった】 _...._ ,. ' ´ lYl ` ' 、 /__..._ -V‐- _..._`、 〃´rO`';_ _rO`';,`'i、 /i 、弋;;;;゚ノ 弋;;;゚ノ ノi ', ,' !/`ー ' `'ーく ! ', i ', ゛゛゛ ゛゛゛ V i ! '、 `‐-‐' ノ i ` 、__..ノ` .._.. 、-く__..ノ / / ', ', / /! i`Y´i i ', / /... -
ハジカレテ……ハジカレテ……
ハジカレテ……ハジカレテ…… ◆MZbbkj1l7. 「フアア~~ッ……」 伸びをして、キン肉万太郎が身体を起こす。 見回すその目に映るのは、彼の実家には程遠い掘っ立て小屋。 そして、ガイバーⅢ……古泉一樹の姿。 「ど、どちら様?」 万太郎にとっては、古泉の素顔を見るのはこれが始めてだった。 最も万太郎も古泉に素顔を隠しているのだが……。 「俺です、ガイバーⅢですよ、万太郎さん」 「あ……アワワ~~ッ! マ、マスクを外してるよ、ガイバーⅢーッ」 何故ならばマスク超人にとって、マスクの下の素顔を他人に見られるのは最大の屈辱。 万太郎は自分の置かれた状況も気にせず、あたふたと古泉を指差し、すぐさま踵を返す。 「ゴ、ゴメンーーーッ!!」 「ちょ、ちょ……どこに行くんです!?」 古泉を... -
0対1~似て非なる少年たち~
0対1~似て非なる少年たち~◆NIKUcB1AGw 深町晶は、ごく普通の日常を送る一般的な高校生だった。 キョンは、普通でない日常を送る一般的な高校生だった。 しかし彼らは、共に人間でない存在となってしまった。二人が一般的な高校生に戻る日は、二度と来ない。 H-7エリア。博物館に向かっていた晶とスエゾー、ついでに小トトロは、街道を逸れこの地域に足を踏み入れていた。 理由は簡単。晶が、森の中から小さな爆発音のようなものを聞いたからだ。 スエゾーは気にしなくてもいいのではないかと提案したが、晶は誰かが戦っているかも知れないと主張し譲らなかった。 結局スエゾーの方が折れ、彼らは当初のルートを外れこの森へやってきたのだ。 「晶、誰もおらんみたいやぞ。少なくとも戦闘はなかったみたいやし、早く道に戻らんか?」 テンションの低い声で、スエゾーが晶... -
祈る者、猛る者の心知らず
祈る者、猛る者の心知らず ◆2XEqsKa.CM 「……」 「ハァ……ハァ……」 知らず知らずに高まる胸の動悸。 嘆息の合間を縫うように、汗がたらりと頬を伝う。 私――便利屋小砂は、正直言って戦慄していた。 何に? ……言うまでもないだろう。 私の新しい師匠、高町なのはさんにだ。 事の顛末を話そう。 私となのはさんは、血走った目をしてナイフを持っていた女を威嚇し、捕獲した。 組み敷いた女に話を聞いてみたが、どうにも支離滅裂で理解し難い。 数時間前に一旦別れた私の仲間、タママ二等兵が彼女を襲い、のみならず彼女の知り合いを騙していると言うのだ。 この女――惣流・アスカ・ラングレーの話も、全く信じられないわけではない。 事実私も、タママには一度襲い掛かられているからだ。 今思えば、タママを撃退した直後のあのしおらしい態... -
上と、下(後編)
上と、下(後編) ◆S828SR0enc そろそろ老体という年齢に片足どころか両足が嵌ろうとしているだけに、長距離の歩き通しはきつかった。 昔は一晩と言わず何日も徹夜して延々と研究をしていたこともあったというのに、と冬月は少し笑う。 衰えたものだ。だが、やるべきことはやらなくてはならない。 そう決意を新たにし、彼はデイパックを片手に明け方の道を行く。 小砂やタママとわかれてから約二時間、冬月は人を探しながら街を散策していた。 無人の街には当然というべきか明かりのついている建物は見当たらない。 最低の街灯こそ点いているものの、人の息遣いの全くしない街というのは死んでいるように見えた。 喫茶店を後にし、少しあたりをうろつきながら西へ。 途中でたどりついた公民館は通夜の席とでも言うべき静けさで、中も外も冷え冷えとしていた。 ... -
カッコつけた言葉じゃない強さを見せてくれ
カッコつけた言葉じゃない強さを見せてくれ ◆NIKUcB1AGw F-5。この地に存在した神社は、今はリングへと姿を変えていた。 そしてそのリング上では現在、漆黒の姿を持つ戦士と漆黒の魂を持つ戦士が死闘を繰り広げている。 正義超人ウォーズマンと、獣神将リヒャルト・ギュオーである。 ◇ ◇ ◇ 「フハハハハハ!! どうした、ウォーズマン! このリングの上こそが、貴様のホームグラウンドではなかったのか!」 「クッ……」 序盤、試合のペースを握ったのはギュオーだった。彼は遠距離から重力指弾を連発し、ウォーズマンを近づけさせないという戦法を取ったのである。 超人レスラーとしてはオーソドックスなタイプであるウォーズマンは、遠距離から攻撃する術を持たない。 また威力よりも連射性を重視して出力を抑えているとはいえ、ギュオーの重力指弾はそれなりの威力。 被弾覚... -
っていうか、疑心暗鬼で呉越同舟?(前編)
っていうか、疑心暗鬼で呉越同舟?(前編) ◆h6KpN01cDg ☆ ……あの男の化けの皮を剥いでやるですぅ。 カジオーは支給品を何食わぬ顔で盗んでいました。見逃すはずありませんですぅ。 フッキ―が信じてくれないなら……軍曹さんに教えるべきですかねぇ。 フッキ―はカジオーと元の世界からの知り合い……疑いたくないのは分かるですぅ。ボクだって軍曹さんが隠れて悪いことをやっている、なんて言われても信用しないですから。 でも――― 発言からして、カジオーが一番邪魔に思っているのは間違いなくサッキーですぅ。ボクは……僕はサッキーを守るです。……絶対に。 ボクはフッキーより前を歩き、カジオーとサッキーと軍曹さんが残っている部屋に一足先に戻る。 いくら軍曹さんがいるとは言え、カジオーにサッキーを任せてなんておけないですぅ。 「……」 ボクが部屋に入ると... - @wiki全体から「我が銃よ、俺の決意を示せ」で調べる