トリガとは、"引き金"の事であるが...
マイコン制御の世界では、何らかの出来事(イベント)の事を表す。例えば、マイコンの割り込み入力にスイッチが接続されていたとする。この時のスイッチの状態を割り込みで検出する事を考えると、スイッチの状態とは、
の2つの状態が考えられる。例えばスイッチが切りかえられた瞬間を検出したいのであれば、1の状態をチェックする必要があるし、ONが継続している(もしくはOFF)を検出したいのであれば、2の状態をチェックする必要がある。
エッジトリガの動作
エッジトリガでは、信号のエッジ(つまり、切り替わる瞬間)を検出して、割り込み発生のイベントとする。AVRマイコンの場合、エッジは立下り(つまり、信号がONからOFFに切り替わる瞬間)と立ち上がり(つまり、信号がOFFからONに切り替わる瞬間)を検出する。
図1 エッジトリガと入力信号
以上の信号変化を、スイッチのON/OFF動作に当てはめて、考えてみると、下の様になる。
図2 割り込み信号と動作
レベルトリガの動作
レベルトリガでは、信号がONかOFFであるかを検出して、割り込み発生のイベントとする。INTxピンに加わる電圧がOFFの場合に割り込みが発生する。この際、信号がOFFの間は、割り込みが続けて発生する事に注意。