クリフトとアリーナの想いは @ wiki
2008.12.25_2
最終更新:
kuriari
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クリフトとアリーナへの想いはPart9
677 名前: 【わがまま王女】 ◆cbox66Yxk6  Mail: sage 投稿日: 2008/12/25(木) 19:54:52 ID: GIUbkasK0
677 名前: 【わがまま王女】 ◆cbox66Yxk6  Mail: sage 投稿日: 2008/12/25(木) 19:54:52 ID: GIUbkasK0
「クリフト、大好き」
そう言って屈託無く笑うアリーナのことを、クリフトはとてもいとおしく思っている。
たとえ、彼女のせりふの後に「だから」が続き、「ブライの髪の毛10本取ってきてくれる?」とか、
「城を抜け出すために、お父様を自室に閉じ込めておいてくれる?」とか、
ほほえましいが結構無理難題なわがままが飛び出したとしても、それで大変な思いをする羽目に
なったとしても、彼の、彼女を愛しく思う気持ちが変わることは無い。
たとえ、彼女のせりふの後に「だから」が続き、「ブライの髪の毛10本取ってきてくれる?」とか、
「城を抜け出すために、お父様を自室に閉じ込めておいてくれる?」とか、
ほほえましいが結構無理難題なわがままが飛び出したとしても、それで大変な思いをする羽目に
なったとしても、彼の、彼女を愛しく思う気持ちが変わることは無い。
だからこの日も、彼は「クリフト、大好きよ」という言葉に「ありがとうございます」と応じつつ、
アリーナの“ちょっとしたわがまま”を待っていた。
アリーナの“ちょっとしたわがまま”を待っていた。
「だから……してくれる?」
「はい?」
肝心な部分が聞き取れず身を乗り出すと、彼女は怒ったように顔を赤らめ、
ぐいっと彼の襟元を引き寄せた。
「はい?」
肝心な部分が聞き取れず身を乗り出すと、彼女は怒ったように顔を赤らめ、
ぐいっと彼の襟元を引き寄せた。
「だから……、だから、私と結婚してくれる?」
予期せぬ要求にクリフトは固まった。
しかしアリーナはそんな彼に容赦なく詰め寄る。
「返事は?」
「は、はい」
しかしアリーナはそんな彼に容赦なく詰め寄る。
「返事は?」
「は、はい」
―――どうやらこの日もアリーナのわがままは叶えられたようだ。
(終)
(終)