クリフトとアリーナの想いは @ wiki

2006.03.31

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kuriari

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クリフトとアリーナの想いは Part4.2
748 :【秘密の書】 ◆cbox66Yxk6 :2006/03/31(金) 14:31:25 ID:WkNg/4mO0

(序)
姫様との旅の記念に、自分なりの冒険の書を付けてみることにした。これは
非公式の冒険の書であり、その存在は誰にも知られることはないであろう。
つまりは言いたい放題の冒険の書である。

今日、ついに姫様が城を脱走・・・いや、旅に出られた。私も及ばずながら
お力添えをするために後を追う。うれしハズカシの婚前旅行・・・のはずが
ブライ様というコブ付。悲しくないといえば嘘になるが、ブライ様の攻撃魔法は
レベルの低い私たちにとって必要なものである。まぁ、枯れ木も山の賑わいというし、
レベルが上がるまでは黙認してやることにする。



サランの町に着いた。日もとっぷり暮れたことだし、早速、宿の手配をする。
姫様と初お泊り。私の胸は高鳴る。一人部屋を一つと二人部屋を一つ確保した。
姫様、このクリフト、朝までしっかりとお守りいたしますからね。ムフフ。
私の予想ではそうなるはずであったのに、気がつけば私はブライ様と相部屋。
おかしい、一体どこで予定が狂ったのだろう。まぁいい、先は長い。今日は
ゆっくりと休むことにしよう。



サランの町で、旅の準備。なんと三人分の所持金が100G。いや、ありえないだろう。
私は確かに見た。ブライ様が陛下からゴールドをせしめているところを。
あのじじい、一体何に使ってやがるんだ。黒い金の動きには今後注意が必要だ。
どんなにごねても金を出してくれないブライ様。しかたがないので、
薬草をいくつかと毒消し草を購入。あとはひたすら町の外でモンスター狩り。
どうしてモンスターがゴールドを持っているのかは謎だが、この際深くは
追求しないことにする。私は姫様との今後を考えるだけで手一杯だからだ。
また、戦闘中一つ気づいたことがある。
姫様のパンツは白だ。タイツが邪魔ではっきりとは見えなかったが、確かに白だった。
それがわかっただけでも、今日は戦闘の甲斐があったというものである。サラン泊。



一夜明けて、今日も絶好のモンスター狩り日和。姫様の会心の一撃が面白いように決まる。
やはり先程購入した棍棒がよかったのだろうか。その猛々しさにうっとりしていたところ、
キリキリバッタにきりきり舞いした。ん?キリキリバッタにきりきり舞い・・・今日は
ギャグの切れもよいようである。



今日もモンスター狩りは続く。さわやかに晴れ渡る空、唸りを上げる棍棒。
ブライ様のヒャドで凍ったスライムベスがカキ氷のように涼しげである。そうこうしている
うちにレベルが上がった。お金もだいぶたまった。そこで、皮の鎧を2着購入。
姫様とペアルックと思っていたのに、気がつけばブライ様とペアルック。ついでに購入
した皮の盾と皮の帽子もペアルック。あぁ、急にやる気がうせてきた。サラン泊。
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