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カーリーの映画感想文

すんません。決して全てがおすすめではないのです。見たものほとんど書いてしまいます。

真木栗の穴

監督:深川栄洋
原作:山本亜紀子「穴」
出演:西島秀俊
   粟田麗
   木下あゆ美
   キムラ緑子
   北村有起哉
 ユーモアがあって、色気があって、ミステリーがあっての面白い映画でした。単純な話ですが、これが映像演出のうまさなんですかね?引き込まれてしまいます。ボロアパートに住む作家さん、ボロって言ってもボロを通り越して、むしろ味がありすぎのボロアパート。内容はあまり書きたくない今日この頃。なんでって、映画って余計な情報はないほうが面白い。なので、うまく紹介できるよう努力いたす。原作が「四谷ラウンド文学賞受賞」ていうぐらいの小説だから、ホラー?だったの?えー…、モダーンな怪談とでも言いますか…。いい雰囲気だねー。怪談ってなんであんなにいいのだ?ゾクゾクする。で、この映画は恐怖よりも艶っぽさ重視でした。


しゃべれども しゃべれども

監督:平山秀幸
キャスト:国分太一
     香里奈
     松重豊
     森永悠希
     八千草薫
     伊東四朗
とてもいい映画でした。今の自分に気持ちよく入ってきたというか、感動です。人間誰しも生き方に不器用なところはあって、人との係わり合いの中から学んでいくんですな。
 未熟な落語家がひょんなことから、しゃべりがうまくなりたい人たちに落語を教えることになります。生徒は、転校したての小学生、無愛想な女、解説が出来ない元プロ野球選手。それぞれのキャラがいいです。それぞれ4人が落語を通して成長してゆくわけですよ。そのうえ八千草薫と伊藤四朗が脇を固めてりゃ、そりゃいい映画ですよ。泣けた。んでもって、落語に興味がわくカールなのでした。


私は貝になりたい(1958年ドラマ)

監督:岡本愛彦
キャスト:フランキー堺
     桜むつ子
     平山清
     高田敏江
     坂本武
床屋の主人とその家族、そして戦争の話です。

ひどい時代に生まれ、ひどいことをした。と言っていました。

もう、僕も貝になりたい。


アフタースクール

監督:内田けんじ
キャスト:大泉洋
     佐々木蔵之介
     堺雅人
     田畑智子
     常盤貴子
     北見敏之
     伊武雅刀
 みなさん絶賛なので、いったいどんな謎が!と期待しすぎでだったのでしょうか…。「なるほど」という感じ。最後のほうで、大泉洋さんのセリフ「お前がつまんないのはお前のせいだ。」ってセリフ、よいです。その通り。自分でつまらん世界つくって、つまらんつまらん言ってる人いるもんな。自分でどうにかしろよって思います。お前の人生だろがって・・。ストーリーは、これから子供が生まれる母親がいて、その母親の家には2人の男が行ったり来たり。登場人物が次々と出てくるんだが、人間関係がどうもわからん。ヤクザがでてきて、浮気の疑いやら謎の行動、いったいどうなるんだ?という話。


ダージリン急行

監督: ウェス・アンダーソン
国 :アメリカ
キャスト: オーウェン・ウィルソン
     エイドリアン・ブロディ
     ジェイソン・シュワルツマン
     カミーラ・ラザフォード
     イルファン・カーン
     ビル・マーレイ
 そもそもオリエント急行殺人事件と間違えて見始めて、ワケもわからず見ていたうえに、気づいたときには何だか内容が妙にシュール。なんだこりゃ!とは思ったものの面白かった。一つ一つの演出が、狙いどころにカーブして到着する感じ。それって笑えるんだけど、考えさせられるよねっていうか。インドを旅行してる3人兄弟の話なんだけど、もうその設定だけでおかしな話なんだけど、意味ありげ。笑いだけで終わらせたくないとフツフツと感じるんだよね。楽天的真面目。いいと思う。見てて思ったことは、文化の違いっていうのは、お互いに見慣れない行為がむしろ笑えてしまったりするもの。例えばインドでよく見る額の赤ポッチとか(ビンディっていうらしいよ)。それぞれの文化に根ざしたそれぞれの意味があるって思うと、こりゃまた笑いじゃなくなっちゃうんだよね。日本人にだって不思議な習慣はいっぱいあって、笑われれば、なんで?とか思ってんだし。それはそれなんだな。まあ、人の心の根本はどの国でも同じって思わせる映画でした。どこも家族ってって。


ラスベガスをぶっつぶせ

監督:ロバート・ルケティック
国:アメリカ
キャスト:ジム・スタージェス
     ケイト・ボスワース
     ローレンス・フィッシュバーン
     ケヴィン・スペイシー
     アーロン・ヨー
     ライザ・ラピラ
     ジェイコブ・ピッツ
     ジョシュ・ギャッド
実話が元らしいので、驚き。進学資金をなんとかしようとする真面目で勤勉な主人公が、数学とブラックジャックを駆使して、ベガスに挑むことになるストーリー。真面目な青年にとってギャンブルはどことなく敬遠してしまうもの。そこを変えてしまうのは、やはり大学のヒロインという青春映画なのだ。数学ってできるとやっぱかっこいいなぁ。と思えてしまう映画。変数変換?それを知っていると、物事の確立がちょちょいとでるらしい。冷静に物事の選択ができるようになるというわけ。こりゃまたブラックジャックに興味がわいてしまう自分なのであった。ワクワクできる映画。おもしろかったぜい。


I'm not there

監督:トッド・ヘインズ
国:アメリカ
キャスト:クリスチャン・ベール:ジャック
     ケイト・ブランシェット
     マーカス・カール・フランクリン
     リチャード・ギア
     ヒース・レジャー
     ベン・ウィショー
     シャルロット・ゲンズブール
     ブルース・グリーンウッド
     ジュリアン・ムーア
     ミシェル・ウィリアムズ
     デヴィッド・クロス
ボブ・ディランの半生を描いたドラマらしいのだが、ディランがでてくる訳でもなくストーリーはよくわかりませんでした。
ボブ・ディランに興味はあるものの、それほど知らない自分です。しかし、意味ありげな言葉が飛び交って興味をそそります。「消費社会の中で失われた誠実さ」「商業音楽への険悪感」とか、なんだか今でもよくわかります。コピーすれば売れる。飛びつく。そんな社会。悲しいかなそうなってるんだもんな。誠実に作り上げても、決してオリジナルではない流行りものでも金の力で評価は右往左往。
 彼は孤独を感じると言う。広く親しまれたとしても、彼は当たり前のことを鋭く言葉にしているとしても、もう人が彼を見る目は同じ目線にはないんだってことかな。聞いちゃいないんだって言ってる気もした。
 とまあ、この人の人生をある程度知っていないと話の流れはわからいのかな?まあ、ボブ・ディランってすごいらしいって聞いて、わけもなく感心してしまう僕もまた、群衆の一人って気がするのであった。じっくり歌を聴いてみたいものです。


容疑者Xの献身

監督:西谷弘
国:日本
原作:東野圭吾
キャスト:福山雅治
     堤真一
     松雪泰子
     金澤美穂
     柴咲コウ
感想文:天才物理学者の殺人事件解決物語。火曜サスペンスのような設定だが、なかなかTVドラマも面白かった。火曜サスペンスのようだから面白いとも言える。映画では、おなじみの物理の謎々解明シーンがないのね。ドラマ重視で、物理より火曜サスペンスの情だ。そしたら役者の演技に尽きるわけで、もう泣けた。あんたって人は…って。幾何に見せかけて関数とかって言うのだが、そこがどうやら謎々の面白いところはそこらしく、「思い込みの盲点をつく」やらなにやら、どうも数学に弱い自分にはわからなかった。残念。あと気になったところと言えば、指紋と宿帳だけで本人特定しちゃうの?ってとこかな。まあ、いい配役です。

BULLY

監督:ラリー・クラーク
国:アメリカ
キャスト:ブラッド・レンフロ
     ニック・スタール
     マイケル・ピット
     レイチェル・マイナー
     ビジュー・フィリップス
感想文:ラリークラークという監督なんですね。ドラッグとセックスを描くのが好きなんですかね。KIDSという映画も見ましたが、同じようにドラッグとセックスにあけくれて後悔しちまったよ。という内容。今回も同じよう。いじめ、好奇心、虚栄。更に歪(いびつ)にやっちまったーという・・・。とにかく心のゆがみが描かれてるわけだ。ジャイアンとスネオが間に女性が入ってきたことでお互いむかつきはじめて・・・という・・・。ドロドロしたい人、おすすめ・・・。これがアメリカって思っちゃいけないんだろうけど実際フィクションだし、日本もあんまりお金お金言ってると危ういよね。心が貧しくなる。

アフターウェディング

監督:スサンネ・ビア
国:デンマーク
キャスト:マッツ・ミケルセン
     ロルフ・ラッセゴード
     シセ・バベット・クヌッセン
     スティーネ・フィッシャー・クリステンセン
     クリスチャン・タフドルップ
感想文:女性監督なのですね。なるほどという感じ。心理描写が驚くべき繊細さです。撮影、編集などは感性寄りで、重点は人の心。
そんな感じです。非常に重厚感のあるドラマでした。「向き合い、受け入れる」それの繰り返しだよ。なんて言われている気がしました。タイトルからは、想像できない内容に驚き、先入観でコメディーかなんかじゃないかと思ってた自分に、情報不足なだけだと反省。
 まさにアフターウェディングなドラマなのですが、ウェディングの響きは何処へやら。何かが起こったのは結婚式の後だった。というその結婚式は前菜であり主人公はフォークやナイフ。複雑に行き交う登場人物それぞれの心に、グワッと鷲掴み。押しつぶされそうなぐらい引き込まれた。デンマークといいますが、出来は素晴らしい。ちなみに主人公を演じるマッツ・ミケルセンという人の顔は、佐々木蔵之介である。

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最終更新:2009年04月09日 14:55