鬼滅END19『もう届かない鬼の掌』

 ポチは柱から血を借りて『黒影が柱になる』ルートを軸として念の為猗窩座への敵討ちと後継者探しの線も潰せるようにルートを構築していく。

「今更だが黒影が自分で考えたであろう『燕の呼吸』とはなんだ?」

「さ、さあ?最初辺りにこの呼吸を広めて鬼殺隊に入る可能性もあったんだよなぁ」

 今回は3つの選択肢にしても少々特殊、選んだ上でその選択肢を通せんぼすることで黒影の動きを阻害しようという動きだ。
 つまり過密なスケジュール作りが要求されるのでポチは徹夜上等で作戦を考えて柱ともぶっ通しで相談しながら入る。
 ポチはなるべく炭治郎を巻き込ませたくなかった、『杏寿郎はあの夜死んでよかった』あの言葉を猗窩座が言った時の彼の反応を考えれば黒影の振る舞いを実際に目撃した時にどこまで怒ることになるのか……。
 それに余計な時間をかけるわけにはいかない、遊郭に行くまでが遅れているのにより日数を掛けたら何をしてくるかわからない、後々の柱稽古にも関わってくるだろう。

「だが黒影は本気で『燕柱』になるつもりか?十二鬼月を討ったというのも独断だろう、認められるはずがない」

「確かに下弦の肆に関しても偶然だからどうとでも言える……でも認められないで止まらないよ局長、神なんだから」

「神?」

 炭治郎にとっても無関係な存在ではないので黒影という男がどんな存在なのか悪意を込めずに説明する。
 簡潔に言えば神みたいな人間、良い意味でも悪い意味でも。
 神だからどんな人でも救い、神だから何をしても許されて……。
 神だから絶対に慕われてとても強い、そんな人間。
 そんな伝え方をしたら一緒にいた善逸から鬼のようなツッコミが飛んでくる。

「それ神様じゃねえじゃん!!自分凄いですって見せつけてる時点でもう神から精神がだいぶかけ離れてんじゃん!ただの桁外れに強すぎるだけの傍迷惑な構ってちゃんだよそれは!!」

「……なにそれ、たくっちスノーくんが聞いたら大笑いしそうだな」

 ポチは不思議とこういう時に笑わない、意外と裏表しっかりしようと思えば出来るタイプだった。
 問題はポチがそういう任務に基本足を突っ込まないことではあるが……。
 黒影の動向・選択肢潰しに関しては柱に任せて問題ないだろう、余計な手間をかけさせてしまったがこうしたほうが確実である。
 死んだことにされた甘露寺も別世界人の近未来の着ぐるみは持っていたのでなるべく違和感がないものを選択して着せる。
 少なくとも黒影はポチだと思って近付くはずなので甘露寺が一番頼りになる。
 それよりも気になるのがしのぶから炭治郎に託したはじまりの書と炭治郎自身だ。
 ポチは当然黒影の過去をミリィから聞いているので一番鍵を握るのは炭治郎及び禰豆子になるだろう。
 優先して狙ってくるようなことがあれば……黒影以外に無惨も。
 今1番恐ろしいのはポチでも鬼舞辻無惨の動きが全く読めないことだ、気まぐれという言葉がそのまま生物になっているような……何が起きてもおかしくない。
 ポチは相変わらず座敷牢過ごしだが禰豆子と戯れるのも結構悪くない。

「あの、あまりこういう事聞いちゃいけないのは分かってるんですけど……黒影さんと無惨だとどっちが強いんですか?」

「おっと、これは宮本武蔵と沖田総司はどっちが強いの的な感覚で答えさせてもらうよ……どっちも不死身、どっちも怪物……どっちも面倒、はははおんなじだなコイツら、実際黒影が無惨に喧嘩売って……喧嘩売って……」

 …………ポチはバカだ、たくっちスノーも肝心なときに原作設定を忘れるが人のことを言う気はない。
 鴉の件を忘れていたとしてもだ、無惨の大事な設定を忘れていたではないか。
 無惨にとって1番記憶に残る異常なほどの強さを持った存在、継国縁壱。
 彼との戦いでは無惨も高を括っていたのだろう、しかし結果はどうなった?無惨は何を選んだ?
 『面倒な相手には徹底的に戦わない』という選択をしたではないか、自分がルートを決めたように無惨にも数々の選択肢がある。
 柱の見た目を装い、日輪刀を模したガラクタと小洒落た鋏を持った相手など無惨からすれば蚊を潰す程度にしか思わないだろう。
 しかし黒影のその実力は狂っている、日輪鋏で殺せないだけで実力は上。
 それどころか無惨にとっては日光も何もかも効かない最高能の不老不死……他でもない無惨の理想の肉体。
 勝てないと悟るだろう……それと同時に忌まわしく憎たらしく感じるだろう。


「しまったあああああああ!!!!」

 炭治郎に即座に伝えた、黒影の過ちを。
 ……『鬼舞辻無惨は、もういない』
 無惨は無駄な勝負はしない、その気になれば寿命で強い人間が死ぬまで待つくらいには意地汚く手段を選ばない。
 そして無惨は黒影と相対すれば徹底的に調べようとする。『私とあの輩で何が違う?』と。
 そうなれば時空新時代では当たり前のように出来る、時空を超えることなど……この世界から外れることなど……!!
 宛もなく広大な空間から手がかりを探すことを諦めなくなるほど不可能なことを『砂漠で針を探す』とはよく言ったものだ、可能性が出た時点でアウト。

「む、無惨がもういないって、どういう……」

「逃げたんだ……黒影の強さを見て、鬼殺隊を殺すよりアレの方が気になって仕方ないんだ、だが時空は無惨にとってもあまりにも有利で……」

「そ、そんな……!!俺達はこれからどうやって無惨を見つければ」

(いや大丈夫だ、大丈夫!!無空にだって時空監理局はある!!まだ逃げちゃ駄目だ!!詰んでない!!炭治郎くんも言うじゃないか責任から逃げるなって!!)

 いやまだ終わってない、詰んでいないと自分に言い聞かせる。
 どこに行ったか分からないんじゃもう終わりだと善逸は諦めたりするがどこまでも追いかけりゃいいと伊之助は相変わらずであり炭治郎も同じ心境だ。
 何が何でも探し出して討つ、炭治郎にとっては最初から何も変わっていない。
 それに日光を拒む鬼なら活動期間も限られるし行ける世界も限られてくる。

「ポチさん、無惨がどんな所に隠れそうとか見当はつきますか?ずっと隠れられるような」

「あるよ、何百個でも世界があるからね……一日中太陽が出てこない曇り空の街だってある!」

「よし決まりだ!そこに全員で突っ込みゃそれで解決するじゃねえか!」

「そこからはノープラン、つまり何も分からないんだよ……はじまりの書だってこの世界でしか……」

 恐らく現代で情報戦をやられてしまっては詰む。
 こうなってしまえばポチの思うところは一つ、黒影より無惨の事が厄介だからというかエリートバカ五人衆からすれば似たようなものなのでなんとしても捕まえなくては。
 というところでポチは即座に炭治郎達に柱に報告してもらうように頼み準備を整える。
 しのぶは現在もはじまりの書について調べようとして蝶屋敷にいる、どんな処罰も受け入れよう。


 しかし運命というものはなんて残虐なのだろう、しのぶの居る部屋に踏み入れて無惨が他世界に逃げようとした話を始めようとしたその時……ポチの懐から着信音が。

「何の音ですか?」

「ああえっと、遠くの相手とも会話や連絡が出来る特別な道具を持ってるんです……まさかこの世界でも電波繋がってるとは……」

 マガフォンの着信先を見る、相手はミリィだった。
 一番安心する相手だ、無空にも彼が居るなら無惨か黒影のどちらかを彼1人に任せて捜索させてもらうことも出来る。
 出来ることならなるべくミリィにも面倒はかけたくなったが背に腹は変えられないのでしのぶの迷惑にならない場所で通話を開始する。
 ……だが、背筋が冷えるような思いは止まらない。

『えーっと、こういう時ってさあこう言うんだっけ?もしもーし?』

「ひっ……み、ミリィじゃな……いや、この声、まさか!?」

 ポチはまだ狼狽えてはいけない、絶体絶命だからこそ正気でいなくてはならない。
 自分は5人で足手まといだからこそ『自分しか頼れない』時に徹底的に味方に何が出来るか考える、しのぶもポチの様子からしてただごとではないと察したしのぶは紙と筆、墨を差し出す。
 会話をなるべく長引かせて書き記せということ、ミリィほどじゃないがマルチタスクが出来て良かったとポチは思う。

「たくっちスノー君……なんだろ?きっと変身してるんだ、ミリィの電話借りてるだけ、本物じゃないんだろ?」

『変身?へぇそうなんだ凄いね、水みたいな身体してたし表面上作り替えたって感じかな?でも大丈夫





 俺が取り込んで彼も『本物』になれるんだから、本望だよ』

「うっ、ぐぅあっ……ほ、本物の……」(十二鬼月上弦の弐……童磨、童磨が……神様ってやつは俺にどれだけの最悪を付けるんだ)

【童磨の血鬼術は冷気です、俺達の肉体は全て液体で出来ているので童磨だけが完全に無力化出来ます】

【貴方の味方は全滅する可能性が高いと、しかし鬼舞辻無惨の情報を確実に】

「……ま、まだミリィは死んじゃいない……とはいえ生きてもいないか」

『そんな卑下することもないのに、俺達が見たことない物や危険なものしっかり監理してる立場、立派じゃない?』

「お前に褒められてもって言える立場じゃないのは分かっている……けど、ミリィのマガフォン持っているということは鬼舞辻無惨は……そこにいる!」

『ああそのことなんだけどね……聞きたい?』

「!!?」

 【童磨の直ぐ側に鬼舞辻無惨有り、ただちに産屋敷さんの所に移動させてください、柱も全員集めて……】

「し、失礼します!見つかりました……!!」

 『黒影は来たか』

「!?」

 なんだ?ここまでくるとあまりにも様子がおかしい。
 同じだ、これは同じ。
 時空で時折黒影に都合が良い行動を起こさせるように、まるで無惨にとってあまりにも都合が良すぎる流れが続いている、まるで導かれている……?
 もしやと思ったしのぶはルートを確認してみる……よく見ると途中で切り離されている、まさか……。

「ポチさん、これは私の推測ですがこのはじまりの書と呼ばれるものは2冊あったのでは?」

本は2冊あった、そりゃもちろんそうだ。
 時空にだって黒影が無空を作るシミュレーションとメイドウィンに与えたもので2冊あった……無くしてもすぐにバックアップを取って誤魔化す、だからわざわざしのぶから取り返さなかったのか?
 いやそれにしたって、それだと普段やってなかったのにはじまりの書をいくらでも作り放題ということにならないのか?
 それを聞くチャンスは出来た、黒影がいる。
 黒影は一体どこでどんな道草でも食っていたのか身なりは誰よりも整っているが嫌々従ってるように見える。
 不死川と悲鳴嶼に取り押さえられて逃げられない状況の中、改めて無惨の言葉が返る、機嫌が悪くなってきたのか覇気が込められてきた。

『……私は、黒影がそこにいるのかと言っているのだが?それともお前はまだ私の言う事を無視出来るほど余裕があるつもりか?』

「……今話しかけてきた時に局長が来ただけ」

 この会話越しに無惨がいる……柱も炭治郎も殺気を抑えながら引き続きポチとしのぶが二人がかりで会話の様子を記録、補足を加えて作戦や情報確認を行う。

「俺の仲間は童磨によってやられた、そう解釈していいんだね」

『奴等も興味深いところはあったが……所詮はまがいもの、なりそこないの命に醜い泥水のような身体、そして異常者としか捉えようのないあの四人、どこに行っても鬼殺隊のようなものがいると考えるだけで吐き気がする』

「…………お前が鬼舞辻無惨じゃなかったら殺してやりたいね」

『清々しいまでの負け惜しみなど私には何も感じない、それに私は貴様とくだらぬ世間話をしにきたのではない』

(ま、まずい切られる!なるべく話を繋げたいが無惨の性格的に何をしでかすか……!!)

 一体どんな話をしてくるのか、ポチはミリィの携帯を逆探知して居場所の特定も行っているが全然間に合う気がしない。
 というかこんな時になんで動かないんだ黒影は!と思うかもしれないが黒影が手も足でも出ない状況に心当たりがあった。
 猗窩座の件も含めると納得のある答えが出る。
 『黒影はゴッドイベントに介入することが出来ない』?
 そして自分がしのぶなどでも選択肢を示せることを知ったように、無惨並びに童磨は黒影の知らない優位に立てる事実を知っているとしか思えない。
 その正体を暴くだけでも……。

『3つ……このはじまりの書には3つの選択肢を記せば運命が動く、なるほど神の気紛れとしか言いようがない馬鹿げた力だ、血鬼術でもここまでの事象を起こした鬼は一度たりとも生まれなかった』

「……まさか、まさかとは思うが」

『そうだ、お前達がこの本を使って鬼殺隊や私の動向を操ろうなどと神気取りは虫酸が走る、しかしお前が決めた道を最後まで走り切って貰わなくては無礼ということもあろう、そこでだ……お前にとって最後の選択肢は私自ら決めることにした』

「うっ!?」

 最後、今最後と言わなかったか?
 最悪だ、一番最悪な相手に選択肢を委ねられている。

【最後の選択肢】
【犠牲にならないのだ〜れだ?】

『お前達時空監理局とは別で蜘蛛の巣のように各地に無数の組織がある、今から私は鬼に命令を下しこの内3つの組織をこの手で壊滅させる……だが有り難く思え、私ははじまりの書を手に入れてから機嫌が良い、特別にお前が選んだ内の一つだけは見逃してやってもよい』

「組織を滅ぼす!?……考える時間はどれくらいくれる?」

『メールで返してやる、5時間以内に返信できなければ時空に未来はないと思え……監理局なら正確な判断が出来るだろう』

 そう言うと無惨との通話が切れてメールが送られてくる。
 こんな状況じゃなければ無惨様現代技術にあまりにも適応早すぎないかとつっこみたくなる、伊達に1000年も生きているわけではなさそうだ。
 マガフォンから送られてきたメールを即座に印刷すると選択肢が出てくる、ポチは念の為コピーするが不死川はクシャクシャに握り潰す。

「何が選択肢だくだらねェ、あんな奴の言う道筋なんか従うより追い詰めてぶっ殺せばすぐ終わることじゃねえか」

「ポチさん、その道具で無惨の居場所はわかりますか?」

「やはりというか案の定です、『レインコード』という世界にいる絶対に晴れない町【カナイ区】!ここにいます、他世界に案内しますので身支度を!」

「鬼殺隊を片っ端からかき集めろォ!!任務に移ってるやつも状況次第では戻ってくるように言え!」

 鬼殺隊が無惨の示した道なんて従うわけがない、ポチから与えられた情報で大規模な別世界移動を行う為に柱たちは準備を整える。
 当然炭治郎達も無惨を討つため共に覚悟を決める。

「あっそうだ、無惨が三つの組織を壊滅させようとするなら何人かで助けに向かわないと!」

「そうだね、特盟には通報しておくし彼らは日輪刀を持ってない……日輪鋏も結局使えるかどうか分からないけど無いよりはマシだよ、いいね局長」

「……なんとか言ったらどうだ、お前の危機でもあるんじゃないのか」

 冨岡にすらこう言われる黒影は何も言わない、ポチは分かっている……ブックマーク先へ飛ぶつもりだ。
 もう積み確定、はっきり言ってこれが【無空】で良かったと思っている。
 自分達は考えも行動も甘かったせいでとんでもない時空案件を巻き起こしてしまったのだ。
 しかし構ってる暇はない、ポチはメールを読み取って無惨が滅ぼそうとしている組織を確認する。
 無惨が挙げた3つの選択肢通り本当に3種類だ。

①時空福祉局
②時空環境局
③時空飼育局

「名前から察するに人の命を守る組織に植物や動物を管理する……いずれも欠かしてはならない場所です」

 知らない黒影なら一番リスクが少ない②を選ばせるだろう。
 しかしこれは罠……確実に環境局だけは残しておきたいからだ、何故なら無惨は自身の鬼化を治すための鍵として【青い彼岸花】という植物を追求している。
 もし②を選べば確実に無惨に飼い殺しにされる。
 ①は恐らく鬼の栄養源並びに力となる血液の確保だろう。
 鬼にとっては優先事項だがそこまで重要視することでもない。
 しかしこの組織は各世界にある未知のワクチンや不治の病、環境に立ち向かう優秀な人々が揃っている、失われるのは惜しい……!
 一番よく分からないのは③だ、各世界の動物を育てて食品加工したり品種改良や調査を行って環境改善や生態の解明などを行うこれまた重要な組織だが、何故無惨がこの場所を狙うのか分からない。
 何はともかくどれも大事だ、選択肢は選べない。
 炭治郎達の動く通り鬼殺隊全員で抵抗して投入したほがいい。

「上弦の鬼は全員残っちまった……つまり最高戦力が二人ずつと思ったほうがいい、時空の渦で各地に侵入している間に各キャラの戦術や対策を書いておくからしっかり耳に挟んで!」

「あーもうなんでこんなことに!!」

「泣き言言ってんじゃねえぞ今更!全員まとめてぶっ潰せるなら好都合だ!」

「生きて帰れるかは考えない、俺達の外にいる世界も必ず守るんだ!!」

 炭治郎達は意気揚々と決意新たにまず時空環境局へと訪れる。
 同行したのは薬や植物に詳しい胡蝶しのぶと元のルートでも炭治郎と同行した冨岡義勇。
 環境局の門を強引に開けて中に入ったところ、ポチのマガフォンに再び着信が……またミリィからなので無惨からだ。
 ハンドサインを送ると炭治郎が挙手した、自分が出るということだろう。

「お前の指図は受けない!一方的に決めた選択肢なんか誰が従うものか!!」

『その声は竈門炭治郎か!やはり来たか、愚かにも足を運んだか!!揃いも揃ってな、時空監理局もたかが知れる……疑問に思わなかったか?私が何故お前達の都合に合わせる必要がある』

「そ……それは、あの血鬼術を発動させるためだ!」

 『ああ、あの性質のことか?その件はしっかり守ってやろう……』


「え?守ってやるって、ポチさんは選択肢は」

『誰がそいつに選ばせると言った?しっかり答えを出したぞ……黒影は』

「あ?ああ……」

『約束通り時空飼育局は今回は見逃してやろう……鬼殺隊を殺したあとにな!!さらばだ、竈門炭治郎!!』

「なっ……冨岡さんしのぶさん逃げっ……!!」



時空放送局よりお知らせ致します。
時空環境局、時空飼育局、時空福祉局の3つが瞬く間に壊滅して中にいた職員並びに『鬼滅の刃』世界の総勢数百人が爆死したと見て――――

【監理局介入編 END19『もう届かない鬼の掌』】
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最終更新:2025年08月11日 06:48