ミルクバーの閉店時間が来た……数多くの客が帰り、1人になったアロンはゆっくりと椅子に座る。
アロン「はぁ………疲れた。」
アロン「今日も大繁盛だったな……けどこのままじゃきついな……」
ミルクバーはモンスターのミルクが売れに売れてお金にも困っていない、客とトラブルも起きていない
ただ、今アロンを悩ませているのは……従業員がおらず、それなりに広い店をアロン1人で切り盛りしている事だ。
アロンは雇う事も視野に入れたりしたがどうしても躊躇った
働かせるということは、女性型モンスターに母乳が出ることやそれを売っていることを教えることになってしまうのだから。
しかし、このままでは先に自分が倒れてしまう……
アロン「どうにかならないか………そうだ!」
と、アロンはあることを思い出し、私室に戻ってモンスター図鑑を開く……そのページにはこのモンスターが載っていた
【ゴーレム】
大昔に作られた人工的なモンスターで、泥や石を加工して人の形にしたもの。
その時代の人間はゴーレムに命令して労働などをやらせていたという。
更になんと、ゴーレムにも女性型モンスターが存在している事をアロンは知っている。
女性型も泥や土で出来ているにも関わらず表面はすべすべで柔らかく、本物の女性の肌と見分けがつかない程である。
アロン(大昔の人間もゴーレムを働かせてたんだ、別にいいよな)
アロンは手頃なゴーレムを確保するため、あわよくば母乳でも出ないかと期待しながら転移の石を使う………
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転移した先は、かつて勇者達と共に最深部まで突き進んだ大きなダンジョンの中。
ゴーレムの待機地点として昔はよく使われていた痕跡があり、再びアロンが足を運んだ今もそれは変わらなかった。
アロン「こうして見ると普通のゴーレムも結構いいな……けど、やっぱり女性型を見つけたい!」
そう思いながらゴーレムを探すため歩き回る、だが……アロンが道を横切った途端、巨大な腕を持つゴーレムが突然起動してアロンの方を見る
アロン「あっ、まずい!防衛用のゴーレムが居ることも忘れてた!」
カモフラージュが通用するのは意思疎通が可能な相手のみ、ただ命令に従うゴーレムから見ればどんな姿だろうと敵でしかないのだ。
アロン「くそっ、俺の持ってる道具になにか……あっ、奇跡のカギだ!」
『奇跡のカギ』
壁に差し込めばその部分が扉になって、そのまま中に入ることが出来るアイテムである
アロン「勿体ないけどこれで!」
アロンは目の前の壁に奇跡のカギを使い、ゴーレムの脇を通り抜けて中に入った。
ゴーレムの視界から外れたことでアロンの姿が見えなくなり、ゴーレムは再び停止する
そしてアロンがゴーレムの脇を通って入った場所は、かつて勇者達とアロンが伝説の装備を手に入れるためにボスの『ガイアドラゴン』と戦ったところだった
アロン「懐かしいなぁ……冒険者だった頃が昔みたいだ、この空っぽの宝箱も……」
アロンは冒険者時代を懐かしみながら周囲を見ていると……壁の一部分に違和感があった
アロン(………ここ、動かせるぞ?)
壁の一部を押すと、そこには隠し部屋のような空間が現れた。
アロン(ここにもゴーレムが居るのか?とりあえず入ってみるか)
アロンは恐る恐る足を踏み入れていく、するとそこにあったのは……
アロン「こ、これは!?」
先にあったのは、大きな部屋と壁の隅々で眠るように倒れている女性型ゴーレムの山。
今まで滅多に見つからなかったのは、専用の待機部屋があったからのようだ
。
アロン「まさかこんなところに……凄い数だ、一体何体いるんだ?」
アロンはゴーレムの数に圧倒されながらも、女性型ゴーレムに近づいていき、一つ一つ見ていく
アロン「これなんか良さそうだな………」
アロンは女性型ゴーレムを1体持ち上げて、転移の石を掲げてミルクバーへと戻った。
………
ミルクバーの私室に戻ったアロンは、ひとまず女性型ゴーレムを椅子に座らせて隅々まで調べる
泥や土で出来ているからか、肌は石や砂が入り交じったような色をしているが体はしっかり女性を再現している
作った人間の趣味なのか、胸が少し大きく膨らんでおり、乳首や陰部、その中までしっかり作られていた
アロン(ゴーレムにその部分は必要なのか……?)アロンは不思議そうに見つめながら、女性型ゴーレムをまじまじと観察する。
ゴーレムは瞳を閉じたまま一切動かない、文字などが体に描いてない為主人を待っているわけでは無さそうだ
………と、ここまで来てなんだが、アロンは肝心なことを忘れていた
アロンは女性型ゴーレムの事は知っていたが、どうやって起動させるかまでは把握していないのだ。
アロン「えーっと……どうすればいいんだっけ?確か……あっ!あった!」
アロンは部屋の隅にある本棚から、一冊の古い本を取り出した。
この本には、かつて勇者の先祖が魔王を倒した時に手に入れたアイテムについて書かれていた。
そこには、ゴーレムを思い通りにコントロールする為の命令方法の全てが載っている
アロン「ゴーレムの起動方法は……魔力を込めた部分に触れて『セット』と唱える……なるほど」
アロンは女性型ゴーレムの微量な魔力の反応を指でたどっていき……見つけたのだが
アロン(なんで乳首なんかに……)
魔力を込めた部分は乳首の部分だった。
アロン(いや、今はゴーレムを起こすのが優先だ、さてと……)
アロンは胸を揉むようなポーズを取り、目を閉じて念じる。
すると、ゴーレムの体が僅かに揺れ動き始める そしてアロンは唱えた
アロン「セット!!」
アロンがゴーレム起動の魔法を唱えると、ゴーレムはゆっくりと目を開き、立ち上がった
アロン「凄い!本当に目覚めたぞ!」
ゴーレムは周りを見渡した後、アロンを見て口を開く
ゴーレム「エ……」
アロン「え?」
ゴーレム「エ……エ……ナマエ……」
アロン「……ああ、主人の名前をゴーレムの体に描かないといけないのか」
アロンは本を頼りにゴーレム用の文字を覚えて、なんとか腹に『
アロン・マッカローン』と記入した
これでこのゴーレムはアロンの言うことをなんでも聞くようになったわけだ。
ゴーレム「ワタシハ、ゴレヲ、ドウスベキデショウカ」
アロン(えーとそうだな……見た目は可愛いし接客と、後は……)
アロンは自分が言いたい命令を確認しようと本を開くが、そこにはありとあらゆる仕事の細かい指示が何パターンも載っていた
アロン(どれだ!?俺がやらせたい奴!?)
アロン「とりあえず、飲み物とか食べ物を運ぶのを頼むよ」
ゴーレム「ワカリマシタ」
ゴーレムはぺこりと頭を下げた後、扉を開けて外へ出ていく
アロン(あ、名前を決めてなかった……まあいいか、後で付けよう)
ゴーレムの動きを確認してみると、自分の肌を触って悲しそうな目をしていた
アロン(もしかして……汚れが気になるのか?)
今目覚めるまで一体何十年経っていたのだろうか、ゴーレムの体は埃や泥などで薄汚くなっていた。
アロン「おい、ちょっと待て」
ゴーレム「ハイ」
アロン「風呂入ってこい」
ゴーレム「オフロ……デスカ」
アロン「そう、体を洗うんだ」
ゴーレム「デシタラ マスターモイッショニ」
アロン「え!?」
ゴーレム「ダメデスカ」
アロン「嫌ってわけじゃ………」
そのままアロンは流れでゴーレムを連れて一緒にお風呂に入ることになった
アロン「じゃあ、まず背中の汚れをとるからな」
ゴーレム「ハイ」
アロンはゴーレムを前に座らせて、背中を洗う……少し強めに擦ると汚れがぺろりと剥がれ落ちる、土の触り心地だが本当にすべすべしている
アロン「よし、綺麗になってきたな」
ゴーレム「アリガトウゴザイマス」
と、アロンの手が止まる……後ろ姿で汚れているのは、尻だけ……
アロン(ゴーレムとはいえ……お尻を………)
アロンは一瞬躊躇ったが、ゴーレムのお尻を両手で掴んで揉み始める
ゴーレム「ッ!」
アロン「痛かったら言ってくれ」
ゴーレム「イタクナイデス」
アロン「そっか、それなら続けるぞ」
アロンはゴーレムの尻を撫でる、ふわっと柔らかい感触に驚きながら手を動かす
ゴーレム「……んっ……」
アロン(やばい、なんかエロい!)
アロンはゴーレムの尻を堪能した後、背中を流すのを再開する
アロン「流すぞ」
ゴーレム「ハイ」
お湯で汚れを落としきると、ゴーレムの背中はスッキリときれいになった
ゴーレム「マエノホウモ オネガイシマス」
そう言ってゴーレムは振り向き、アロンに大切なところを全部見せつけるようにしゃがみ込む アロン「あ、ああ」
アロンはゴーレムの肩や、腹や足を洗い……そしていよいよ、胸に……
アロン「…………」
アロンは無心になってゴーレムの大きなおっぱいを洗う
ゴーレム「ンッ……ァ……アッ……」
アロン(こんな大きな胸を俺一人で……いいのか?……いや、やるしか無い!!)
アロンはゴーレムの大きなおっぱいを入念に洗った
アロン(……やっと終わった……)
ゴーレムは自分の体を隅々まで確認すると満足したかのように立ち上がり、アロンの方を見る ……再び座り込んでアロンの体を見る
ゴーレム「マスターノカラダニ セイテキコウフン……フェイズ1ニイコウシマス 」
アロン「え、フェイズ1?」
そのままゴーレムは有無も問わず、勃起したアロンの男性器を口に咥える
アロン「うわあああっ!!」
作り物とは思えない柔らかくて暖かい感触が男性器全体に伝わる、ゴーレムの口内はまるで生きているかのようにアロンのモノに絡みつき、舌で裏筋を舐める
アロン「ちょ、ちょっと待って……!出るっ!!」
ゴーレム「レロ……チュパ……イッテイイデスヨ」
アロン「ああっ!!」
アロンは遂に射精する、ゴーレムの口内や体の中に精液が入っていく
ゴーレム「マンゾクシマシタカ?フェイズ2ハヒツヨウデスカ?」
アロンは呆然としながら立ち上がると、自分の股間をじーっと見つめる
アロン「大丈夫だ」
ゴーレムは再び風呂椅子に座る
アロン「…………」
ゴーレム「………………」
アロンは改めてゴーレムの全裸を見てしまう
アロン(表面は土とか石みたいだけど………おっぱいもあそこもそっくりだし、さっきのフェラチオも凄い暖かい……)
ゴーレムはそれを見てアロンに抱きつき、割れ目に男性器を近付ける
ゴーレム「ヤハリ フェイズ2ガヒツヨウデス」アロン「え!」
ゴーレム「ワタシモ キモチヨクナリタイノデ」
ゴーレムはアロンを抱きかかえたまま湯船に入る、そしてアロンの男性器は自然とゴーレムの膣内に収まる形になる
アロン「あ、入っ……」
ゴーレム「デハ……」
そのままゴーレムの方から力強く上下に動き始める
作り物だが人間と同じような柔らかい体がアロンの体に密着し、その大きな胸と乳首が擦れる度にアロンはまた腰を浮かす
アロン「うっ、もう出ちゃうよ」
ゴーレム「ハイ……イッテモラエマスカ?」
アロン「ああ……!イクッ!!」
アロンはそのままゴーレムの膣内に大量に流し込む
ゴーレム「オアツイ……キモチイイ……デス……」
………
風呂から上がったあとゴーレムの本で調べてみると、あれは女性型ゴーレムに常備された機能で、男性の性的欲望を満たせるようにする為、自らの体でセックスを行う。ということが分かった。
アロン「………じゃあ大昔の人って」
ゴーレム「マエノマスタータチハ オモニワタシタチヲセックスノタメニシヨウシテマシタ」
アロン「なるほど」
ゴーレム「ノゾムナラソウイッタシゴトモ………」
アロン「いや、いいから!接客とかそういうのでいいから!」
ゴーレム「ハイ」
かくして、アロンはなんとか従業員となる存在を確保することが出来た……これで明日からは少し楽になるだろう
と、ここで大事なことを思い出す、まだやってなかった事があった
アロン「そういえば、まだお前に試してなかったな……」
アロン「『スクイーズ』!」
アロンはいつも通りあの構えを取ると、ゴーレムの胸が反応して震え出す………そしてその反応はどんどん大きくなり、母乳が噴き出される
女性型ゴーレムを起動したらすぐ母乳を取るつもりだったが、こんなにも遠回りしてしまった。
アロン「何はともあれ、『ゴーレムの母乳』が手に入ったぞ!」
アロンはゴーレムから噴き出す母乳をコップに入れて、口に入れる
アロン「やっぱり、モンスターの母乳は美味しい」
何百年という時が経っているというのにゴーレムから出された母乳には何の不味さも感じない、むしろ甘くてとても飲みやすい
アロン「よし、明日は安心して開店できる」
こうしてアロンは新たな従業員を手に入れることができた。
最終更新:2021年11月02日 23:41